大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

法話

小さな小さなお不動さん

小さな小さなお不動さんの仏像を勧請しました。 ちょうど小指の第2関節ぐらいの寸法です。 不動尊守護法という昼夜に不動明王のご加護を受ける短い修法をしてご供養しました。 お不動さんに、施主、修行者各位、そして生きとし生けるものの吉祥成就を祈念し…

明暗(みょうあん)

弘法大師の『般若心経秘鍵(はんにゃしんぎょうひけん)には、 「明暗(みょうあん)他にあらざれば信修(しんじゅ)すればたちまちに証す。」 と説かれています。 仏教的な深い解釈はありますが、今ここで私たちのレベルに合わせて解釈すれば、気づいて心が明るく…

発露

発露、「ほつろ」とよむ。 発は、発心「ほっしん」、発音「ほっとん」というような使い方をする。 興教大師の密厳院発露懺悔文と言う有名な懺悔文がある。 内容は興教大師が具体的に罪であると感じたことが書かれている。 このように懺悔はもともと自分の犯…

質問の中から

色々と質問を頂くのですが、その中から他の方の参考になるようなもの抽出してお伝えしたいと思います。 問1 修行や供養をしている間に家族と喧嘩すると仏様からバチが当たりますか? 答 バチが当たるという意識は実は自分の中にあってそれを神仏に投影して…

信心の徳

弘法大師は真言密教を修行するにおいて一番初めに大切なのが信心を発こすことだと言っています。 その信心の一番の徳は心が清らかになるということです。拝んで心がすっきりするのは信心の徳です。 そして、先祖のためと思って拝むことがご先祖様が喜ばれる…

タダで開運する秘訣

たまにメールで人生の不遇を訴えてくる人がいるが開運したいと思うならば随喜することである。 これを繰り返して習慣にすると自然に良い変化が訪れる。 もちろん地道に続けていく必要があるがお金は全く要らない。 人の悪いところや自分の悪いところばかり見…

長い陀羅尼の方が功徳があるか?

私のところでは春と秋のお彼岸に宝篋印陀羅尼法を修行してご供養しております。 その時に施主には簡単な供養法をお伝えしております。 そこには宝篋印陀羅尼法で中心となる真言が書いてあります。 これは宝篋印陀羅尼の最後の部分です。 たまにこの真言では…

怒れる霊

チベットのボン教の瞑想指導者、箱寺先生がボン教の儀礼であるスル供養を紹介されています。 これは炎の中にお供え物を入れてその煙を供養するという行事です。ちょっと護摩にも似ていますね。 その中で供養の対象が4種類あり第三の客人というところが気にな…

過去は過去に置いてくる

諸々の妄想なくんば唯心清浄なり。 (弘法大師 『一切経開題』) 妄想を起こさなければ心は清らかで安らかである。 私たちは過去で体験したものを記憶として持っています。 悩みの多くは、それを今に持ちだしてきて、その記憶がまさに今起きているがごとく、…

広大のこころ

私の方では盂蘭盆会は新暦で行なっているので、行事としての盂蘭盆会は八月にはおこなってません。 そして、多くのお寺ではこの時期だけ施餓鬼供養を行うのですが、私のところでは日々行なっています。なぜなら施餓鬼供養は真言行者が本来は日々修行する大慈…

先祖供養に意識すること

先祖供養をする時に意識したら良いなと思うことに三つあります。 一つめは、ご先祖様と共に真言やお経を唱えて、一緒にご供養しているのだということ。 そして、供養は一方通行ではありません。お花などのお供え物の向きがこちらを向いているように、供養す…

安心(あんじん)

真言宗の碩学であった長谷宝秀大僧正の『真言宗安心要義』には、天盧懐圓師の説を引用して真言宗の安心(あんじん)は「心を菩提心に安住する義なり」と解釈するのがよいと述べられている。 同著から引用すると 「安心の二字はアンジンと濁る時は心をおくと訓…

一水四見

一水四見(いっすいしけん)とは、 ここに河(水)があった時、それを見るものの境遇や心によって四通りに見える、という意味です。 目の前に河が流れている。 それを見る、 人間にとって普通の水。 魚にとっては自分たちが住む場所。 天人には、美しい水晶に。 …

承けついだ信仰

この方のお母さんは熱心な信仰者だったようで、その教えを身につけておりますね。信仰というのはその人1代でなったものではありません。父母やご先祖などの信仰の徳をうけついでいるのです。逆に親先祖が反面教師となって、信仰の道に入る人もいます。実はそ…

明暗はわれにあり

目の前のひと 目の前のひと - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵 上記の記事の後日談をいただきました。 まさに般若心経秘鍵の 「明暗(みょうあん)他にあらざれば、信修(しんじゅ)すればたちまちに証す」です。 そして大切なのは 慈 楽をあたえる 自分に…

発心すればすなわち到る

施餓鬼供養やその他ご供養を申し込んだら、すぐに変化があったという報告をしばしば受けます。 弘法大師は『般若心経秘鍵』の中で 迷悟我れに在れば、発心(ほっしん)すれば即ち到る。 明暗(みょうあん)他にあらざれば、信修(しんじゅ)すればたちまちに証す…

准胝観音の感応

この方はある大きな判断をしなければならない時に准胝観音様の感応があったと報告をいただきました。 その後、結果的に良い方向に進んでます。 准胝観音の儀軌には、壇の上に安置した瓶が加持感応すると動き出すと説かれています。 ここから頂いたメール (前…

神仏に押し付けることなかれ

生駒山を開山した湛海大和尚は、聖天様を長く信仰されていたが、ある時戒律に目覚め不動明王の行者になることを誓った。 いわゆる聖天様を一度捨てたのである。 その後聖天様との間に色々な葛藤があったのだがあるとき、病気になったり、様々な悩むことが起…

神仏とのつながり

私は両部神道を伝承しており、神仏習合を信奉しております。故に神仏という視点を大切にしています。 さて神仏に対して、畏れ敬う気持ちは大切です。 しかし、いたずらに恐怖するのは神仏を遠ざけているということです。 神仏が恐いのは自分の心の中の恐れを…

信仰とは心を育てること

信仰とは心を育てることであると思う。 そういう私もまだまだであるので、皆さんとともに修道を心がけている。 皆さんから頂くメールの一つ一つが自分自身の心の鏡だと思っている。 難しい内容もあるが、結局は仏様にお預けし、お任せするのみである。ただた…

おためし

信仰を続けているとある時「おためし」に会う。 神仏から試されるのである。 それは急な不幸とか病気とか様々な好ましからざることが多い。 だから信仰しているのに、なんでこういう目に遭うんだろうと思うこともある。バチが当たったんじゃないかと不安にな…

神仏への捧げもの

守護霊の施餓鬼供養を申し込みされた方から次のようなメールを頂きました。 神仏や守護霊は目の前に現れなくても様々な形で私たちにメッセージを送ってくれています。 このメッセージは自分にとって好ましいものだけではありません。 ある時は逆縁で起こる場…

神様と連絡をつける

インド哲学の大家でヨーガ禅の普及に貢献された、元大阪大学の名誉教授、故佐保田鶴治先生の『ヨーガ禅道話』に次のような興味深い話が書いてある。 佐保田先生が言う神様とは、仏菩薩明王を始め諸天善神やご眷属、氏神様や屋敷神、諸鬼神、守護霊なども含ん…

神仏に功徳を預ける

神仏に功徳を預けると証がありますね。 ただ何も感じない時もありますが、ちょっとしたことなので、それに気が付いていないのかもしれません。 焦らないで地道に功徳を預けれる人は、気が付いた時には大きな利子がついていますよ。 ある聖天行者の方から聞い…

機縁が熟すまで

生駒山のもとの貫主であった 故松本実道長老のご著書「仏とともに」を読んでいたら次のようなことが書いてあった。 これは聖天様だけではなくあらゆる仏様に対する信仰に言えることだ。 信仰や供養していてもなかなか良くならないという人の話をたまに聞くが…

守護霊への祈り

私の守護霊は先祖の真言宗のお坊さんである。 お坊さんといっても寺を持たなかった出羽三山の山伏である。やはり海号がついている。 それは高校生の時に石鎚山の行者さんに「あんたは先祖の坊さんに守護されている」と言われたからである。 そうかもしれない…

神仏を感動させる

眼力さんに2人の小学生くらいのお孫さんを連れた方がお参りされた。 遠方のお身内が難しい手術をするというので、お参りに来たと言う。 お茶屋さんでお経の本を買ってお孫さんに渡し、3人で般若心経を読誦して拝み始めた。 初めはもちろんたどたどしかったが…

理趣経読誦その2

真言宗では葬儀や法事、お盆やお彼岸の行事などでは必ず理趣経を唱えます。それは亡くなった人がそのまま大日如来の説法の会座(それはそのままさとりの世界)に連なることなのです。 本当かな?と思うかもしれませんが、密教では、象徴でさとりの世界を表しま…

理趣経読誦

真言宗で唱える理趣経は大日如来が欲界頂の他化自在天において、八十億の菩薩に向かって説法をした「金剛薩埵のさとりの境地を説くお経」です。 高野山大学の教授であった堀内寛仁師の『理趣経の話』に 「私どもは若い時に理趣経、理趣経と言うけれども高野…

不思議よりやすらぎ

修行者からの感想を読んでいると、しばしば不思議な体験はしなかったが心は穏やかであったり安らかだったと書いてある。 私自身は「不思議な体験」と「心のやすらぎ」、どちらに重きを置いているかと言うと心のやすらぎである。 これを「安心」と書いて「あ…