大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

餓鬼と神秘現象

ミャンマーのお坊さんから聞いたはなし。

 

かれがミャンマーの片田舎のお寺に籠って修行していたとき、毎日「メッタ・スッタ」(慈経という、上座仏教国ではポピュラーな短いお経。パリッタ=防護呪のひとつ)をとなえていたら、たまに部屋のすみから「ピピピピピ」と音が聞こえてきた。

これは、どうやらお経を聞いてペータ(餓鬼)が喜んでいるのだと。

 

そうすること2ヶ月あまり、お寺をでる最後の日に、「今日でサヨナラだよ」と思いながらメッタ・スッタを唱えていたら、いままでになく、「ピピピピ」と大きな音がして、餓鬼が別れの挨拶をしてきたそうである。

 

 

もうひとつ、日本のはなし。これは友人から伺ったのだが、かれの先輩僧侶が、東日本大震災のあと、犠牲者の供養のために津波のあった地域を回って施餓鬼供養をおこなった。

 

外で拝めない場所があり、車をとめて車内から施餓鬼供養をすると、地震でもないのに車が大揺れして驚いたそうだ。

その事を別の後輩僧侶につたえたら、やはり同じ体験をしたという。

 

 

 

思うに餓鬼などの霊は自分の存在を知らせるために、物理現象を起こすことがある。供養とは、その存在を認めて意識するところから始まるので、万感の思いを込めてアピールしてくるのだ。

そういう時は、さらに供養を続けると良い。

まことに不思議な世界である。

 

※施餓鬼供養のご案内

 

当庵では七座にわたり、お経に基づき、如法なる施餓鬼供養をおこない、三界万霊、各家ご先祖、水子、各人の所縁の霊、土地の所縁の霊などをご供養します。

 

あわせて尊勝陀羅尼をとなえて施主の滅罪生善を祈念します。

 

供養は継続することが可能です。

 

施餓鬼供養を希望のかたは、その旨明記して、下記までメールしてください。折り返し要項を添付してご返信します。

 oomorigijyou-segaki@yahoo.co.jp

 

なお、施餓鬼供養に関すること以外はお返事できませんので悪しからずご了承ください。


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