豪潮律師は持戒堅固、准胝観音の行者で、宝篋印塔を生涯に二千基建立したという。
その高徳をしたい加持を乞うものも多く、律師が加持すると受者のなかにしばしば自然と身を揺り動かさすという、准胝尊の儀軌に書かれていることが起こったと記録されている。
豪潮律師への報恩謝徳塔
律師の道詠を少し紹介しよう。日々の修養の糧に味わって頂きたい。
皆ひとのほとけになればなるものを ならぬによりてならぬなりけり
外にあるちりやほこりをはらうなら
こころのちりもついでついでに
如意珠とはいかなるものと思うらん
慈悲するひとの異名なりけり
※宝篋印陀羅尼法、一座修してから、この記事をかく。義成 。