「口に真言の出(いず)るときは、神仏のご催促と心得て、夢(ゆめ)油断すべからず」
これは毘沙門天や弁財天のおとなえの中の一節。
日常生活のなかで、ふと口に真言がでてくることがある。これは神仏からのごさいそくである。
何か気をつけることはないか?
自分の心がけはどうか?
功徳を積んで、悪を退けているか?
御供養は行き届いているか?
など、よく内外を観察する必要がある。
浅草寺の元貫主、故清水谷恭順大僧正は、海辺でふと施餓鬼の真言がでたとき、餓鬼が供養を望んでいると感じ、それにまつわる不思議な体験がある。以下のリンク参照。
https://oomorigijyou.hatenablog.com/entry/2019/08/21/202832
同様に、よく、ご供養しているときや何気ない話をしているときに、故人で気になるかたが浮かんでくる。それは、施餓鬼供養を望んでいるのだと私は考えている。
施餓鬼供養されている施主のかたからも、同様のご報告をよくいただく。
私たちは無意識のうちに、神仏やご先祖など目に見えない世界から、メッセージをもらっているのだ。それに気づく心を養おう。
予告
12月29日から31日までの三日間、
「報恩謝徳 万霊総供養会(ばんれい そうくようえ)」を行います。
一年間のご供養の締めくくりとして、光明真言法を修法して、三界万霊を初め、先祖代々、有縁無縁などの総供養をおこない、仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)の回向をします。
詳細は12月頭にお知らせします。合掌