大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

掌の中にあるものは?

貧、病、争と言うが、たしかに人の悩みは

①仕事や経済的悩み

②病気や健康状態の悩み

③人間関係の悩み

の三種がそのほとんどかもしれない。あるいは、その3種が同時に訪れることもある。

 

かなり以前に仏教の雑誌『大法輪』紙に、眠れる予言者「エドガーケーシー」が紹介されていた。

 

彼はリーディングといって、トランス状態になると、人の悩みや解決法を答えることができたと言われていて、そのときの記録が残っている。

 

そのなかに、仕事が無くて困っている人に対して、「あなたの掌のなかにあるものを使いなさい」とアドバイスしている。

 

人は悩みがあると、自分の外に向けて、その解決を求めてしまう。しかし、なかなかそれはむずかしい。

 

そう、掌のなかに無いものはつかえないのだ。

 

誰にでも、いままで積み重ねてきた何かがある。

 

しかし、他人とくらべてしまうと、まるで昼間に空の星が太陽の光で見えないのと同じように、それに気づけない。

 

そこで、まずは心をおちつけて、じっくりと自分を省みて、それを探しだし、活用することが大切である。

 

仏像を拝むと施無畏の印や与願の印を結んで、掌の中を示しているではないか!


f:id:oomorigijyou:20191118124943j:image