貧、病、争と言うが、たしかに人の悩みは
①仕事や経済的悩み
②病気や健康状態の悩み
③人間関係の悩み
の三種がそのほとんどかもしれない。あるいは、その3種が同時に訪れることもある。
かなり以前に仏教の雑誌『大法輪』紙に、眠れる予言者「エドガーケーシー」が紹介されていた。
彼はリーディングといって、トランス状態になると、人の悩みや解決法を答えることができたと言われていて、そのときの記録が残っている。
そのなかに、仕事が無くて困っている人に対して、「あなたの掌のなかにあるものを使いなさい」とアドバイスしている。
人は悩みがあると、自分の外に向けて、その解決を求めてしまう。しかし、なかなかそれはむずかしい。
そう、掌のなかに無いものはつかえないのだ。
誰にでも、いままで積み重ねてきた何かがある。
しかし、他人とくらべてしまうと、まるで昼間に空の星が太陽の光で見えないのと同じように、それに気づけない。
そこで、まずは心をおちつけて、じっくりと自分を省みて、それを探しだし、活用することが大切である。
仏像を拝むと施無畏の印や与願の印を結んで、掌の中を示しているではないか!