問1 施餓鬼供養は基本7日7座とのことだが、どのくらいの期間供養したら良いのか?
答 それは、施主様の気持ち次第です。仏教は意図を重んじます。7座から、14座、21座、28座と継続されるかたもいます。また毎月供養されるかたもいます。
施餓鬼は単にご供養するだけでなく、功徳を積む行でありますので、自己や他者の滅罪生善のために続けることが可能です。
問2 供養するにあたって、家の宗旨宗派は関係あるか?
答 施餓鬼は宗派が生まれるまえから行われている仏教行事です。特に宗旨宗派は問いません。
問3 気になる故人がいるが、供養したほうがよいか?
答 善龍庵では、施主様の感覚を重んじます。
気になるというのは、施主様の意識の深い部分が、亡くなられた方と感応した結果、必要あって意識の表層へと浮上してくるのだと考えています。
ですから、気になる故人様はご供養されるほうが良いでしょう。
『餓鬼事経』を読むと、供養して欲しい餓鬼が縁のある人に、訴えてくることが説かれています。
ちなみに、故人様は自分の命日を知っているかも知れません。縁のあるかたの、額の命日にあたる部分に白い線が出るそうです。下記、記事「空飛ぶ餓鬼は知っている」参照ください。
https://oomorigijyou.hatenablog.com/entry/2019/09/06/135713
もし、命日に供養できなければ「おそくなりましたが、ご供養します」とお断りをいれておくと良いですね。