大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

滅罪会の修行者の質問に答える

滅罪会の修行をしたかたからのいくつかの質問に答えます。

 

①夢見がわるい

これはある意味修行をきちんとしていて内面に意識がむかっている証拠であります。

30年ちかく前、私が初めて10日間道場に籠っての内観、さらには懺悔念仏修行を三重県桑名市にある専光坊で修行したときのこと。父親が亡くなる夢を見てとても不安になりました。指導者である宇佐美和尚にそのことを問うと、「それはいままで正しいとおもっていた価値観や信念が、実はちがっていたということを無意識で納得しているのだ」ということでした。それらのものの多くは、幼少期に親から教え込まれますので、親が象徴的にでてきたののだと思います。ちなみに、私の父は現在90歳で健在です。

とくに修行中に見る死に関する夢は、変化や再生を受けいれていることを暗示していると考えられます。

通常、精神的な修行をすると様々な夢をみます。ただし、慣れていない方は戸惑うかもしれません。

 

②精神的につらい

これが修行後に続くときは、無理に続けないで一度懴法をやめて様子をみてもよいです。無理にスッキリさせようとはせずに、ただただ行動することがコツです。

 

対応方法としては

1、意識を外や身体にむける。

ヨガや気功などの中で、かんたんなものを選びおこなう。散歩をする。お寺参りなど。

2、紙に感じたことを書き出す。

専用のノートを用意して文章でもいいですし、殴り書きや図や意味のない線をぐるぐるかいてもかまいません。

ともかく気持ちと腕を直結させて、スッキリするまでそとに吐き出すつもりで書いてみる。書いたものは、しばらく自分の祭壇に安置して拝み、落ち着いたら、適切にすててもかまいません。シュレッダーにかけるのもいいです。

3、自分の支えになるものを意識する

神仏をはじめ、ご先祖。仲間、家族、歴史上の人物、ペット、すきな場所などなど

自分の支えとなるものを意識して、感謝するのもよいです。

4、写経、写仏、曼荼羅や仏様の塗り絵など

 

③亡くなったかたが気になる

これは施餓鬼供養でご供養することです。可能ならお墓参りもよいです。

日常では光明真言や地蔵真言、宝篋印中呪などの中から選び、七遍づつくらい唱えてから「〇〇(亡くなったかたのお名前)が安らかでありますように」と念じる方法があります。

 

④親や身内、恩師、傷つけた人など、生きている人が気になる

まず可能なら手紙、電話、メール、伝書鳩(笑)などで連絡してみるといいですね。

それができないなら、その方の心身が穏やかでありますように、と祈念するのも一法です。

 

もし、だれかに傷つけられたと感じる時は、その時の自分に向かって優しい気持ちで信仰する仏様の真言を唱えて上げてください。

 

◎お知らせ

2月9日からの施餓鬼供養の申し込みの施主さまには、本日自宅での供養法をメールしました。内容をご確認の上、誤りがありましたらお手数ですが、2月8日のうちに当方までご連絡お願いします。また供養法が来ていないかたも同様にご連絡お願いします。


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