大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

供養の精神

施餓鬼供養の精神に相応する内容のメールを頂きましたので、許可を頂いた上ご紹介させていただきます。

 

【大森先生

いつもお世話になっております。Sと申します。


また新たにご供養をお願いしたいと考えております。今回は私と血のつながりはなく、会ったこともない方なのですが、供養していただくことは可能でしょうか。


大森先生もニュースで聞き及びかと存じますが、志村けんさん(本名は志村康徳さん)が新型コロナウィルスによる肺炎で昨夜亡くなられたそうで、今回は志村さんの霊を供養したいと考えています。志村けんさんは、私が子どもの頃からテレビなどで親しんできて、本当に大好きなコメディアンでした。亡くなられたと聞いて、非常に悲しく、ショックを受けています。

(中略)最後に、ご供養は来週からになるかと存じますが、もし今日からできる供養法などがあれば教えていただければ幸いです。】

 

【大森先生
追伸です。
毎月、施餓鬼供養をしていただいているなか、お陰様で毎日を無事に過ごすことができています。誰に対してであれ、人に対しては、その人が生きている間に優しく接し、大事にすることが、最大の供養になるはずです。しかし、そもそも会うことが叶わなかった方や、生前にお礼やお返しをすることができなかった方には、やはり施餓鬼供養などのご供養が一番だと思っています。そして、亡き方を供養したいと思う心が生まれることも、供養の功徳の一つではないかと最近感じております】

 

というメールをいただきました。私自身も訃報に驚いていたので、特例でその日のうちに施餓鬼供養を初めさせていただく返信をしました。

 

亡き方を供養したいと思う心が生まれることも、供養の功徳の一つではないかと最近感じております

 

真言密教では報恩謝徳を重視しています。報恩の心が芽生え、供養の功徳で謝することは、とても大切であります。

 

私も子供ころテレビで楽しませて頂いたので、志村けんさんの安らかなることを祈念しています。光明真言七遍。合掌。

 



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