心配事は神仏にお任せしておけば、息災延命間違いなし。
何事があっても、自分の今できることを行い、後は神仏にお任せして、無心に真言を念誦しましょう。
泉聖天尊のお言葉をご紹介します。
泉先生は樽や桶に縁が深かった。
大阪に出てそれを作っておられた。
ある日のこと樽を見ながら
「これは丈夫そうじゃが、この樽のこれからのもちの良し悪しは、入れる物次第じゃなぁ。
これに酒を入れたらとてもよくもつが、酢を入れたら長持ちはせん。
人間の体も樽みたいなものじゃ。
入れ物次第、また入れようで、よくもったり、すぐに傷んだりするから。
腹八分目は長生きのもとと昔から言うている通り、第一に食べ過ぎぬこと。
第ニに病気は気のわづらいと言うから、心配事は神さんにお任せして、心という大事な樽の中へむやみやたらに心配事を持ち込んだり、またその心の中でたくさんの心配事を、いつまでも持ち続けんことじゃな。
そしたら体の長持ちは受け会える。」