愛染明王は密号(密教での呼び方)を離愛金剛といい、私達凡夫の迷いの心による偏った愛着を離れ、仏様が私たちを大いなる慈悲で照らしてくださってることを表します。
そして、愛染明王が忿怒尊であるように、敬愛法の修行のなかで、迷いを離れるのに必要な時には怒りが湧き上がることがあります。
愛染明王敬愛修行会と施餓鬼供養を続けられている方から体験談をいただきました。許可を頂いた上でご紹介します。
体験談
善龍庵 大森先生
お世話になっております、○○です。
土曜日に施餓鬼供養期間の自宅での供養法をお送り頂き、有難うございました。
実は先日の愛染明王敬愛法の初日に
朝から父親と激しく衝突しました。
自分でもどこからこれほどの大声が出るんだろうと驚く程の怒声で
父親の母親に対する態度を叱りつけてしまいました。
私の両親は昔から不仲で、
核家族の中で、常に間に挟まれて、子供はどっちの味方になるんだという状態で
代理でどちらかを注意する、という役割を
私が昔から担ってきていたのですが、もうそれはうんざりである、
心の中にたまった怒りが限界である、という事をはっきりと伝えました。
父親と衝突した後に、出勤しましたが、一日中、胸のどきどきが収まらず、
このまま帰宅したら、さらにまずい事になる気がして、
施餓鬼供養をお願いさせて頂いて、帰宅しましたら意外と父はもうそれ以上言い返してこず、
むしろ日頃よりおとなしく穏やかな雰囲気で
私の言った事を受け止めている風にも見えました。
なんとなく、愛染明王敬愛法によって、自分には何かが起きるような予感がしていたのですが
ほかの方の体験談もブログで読ませていただいて、納得しました。
今回の施餓鬼供養の、父親を施主とした家屋敷の供養法はすごく拝みやすくて、
家の中の掃除がすすみ、ちょうど良いタイミングで廃品回収の業者が地域に回ってきたり、
普段は整理できない箇所まで
あまりストレスにならずに、無心に掃除ができ、すっきりしていっています。
また、愛染明王敬愛法も、この初日で自分が爆発した後は
特に問題はなく、周りの人や宇宙に敬愛が広がる事をイメージするのはとても心地が良く
調子が良い日は続けてゆきたいと思っています。
愛染明王敬愛法を修していると、
その時だけは自分の小ささを離れて、ニュートラルで時空を超えたような
宇宙的な気持ちで平和を心から願う心境になれる時があって、
大森先生のお書きになった言葉のひとつひとつが本当に尊いと思います。
仏縁に感謝いたします。
◎施餓鬼供養の申し込みについて
大森義成に施餓鬼供養を依頼希望のかたは下記アドレスまでメールください。申し込み要項を送ります。
この時期でも、ご自宅にいながら、ご先祖や亡くなったかたのご供養を自宅で安心して行うことができます。
供養期間は毎週日曜日から始まり、土曜日までの七日間です。締め切りは開始前の水曜日です。
次回5月10日の日曜日からの施餓鬼供養の申し込み締め切りは5月6日水曜日です。
必ず要項をご参照のうえ、お申し込み下さい。なお、無記名の方には送れませんので、ご了承ください。
施餓鬼供養専用アドレス
oomorigijyou-segaki@yahoo.co.jp