大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

11月滅罪会の感想その22

私たちは長い間輪廻転生して、今ここに受けがたき人身を得ました。そして、会いがたき密教の教えに入ることができました。

 

これも過去七世の父母のご縁によります。故に滅罪会では過去七世の父母に回向するのです。

 

いよいよ今世では仏様を父母と仰ぎます。

大慈父が法身のお釈迦様です。大悲母が仏母准胝観音様です。仏の子となって仏道を歩むのです。

 

 

 

 

【ここから感想】

大森先生
こんにちは。


始めて滅罪会に参加させていただきました。
しっかりとお加持していただきありがとうございました。

 


准てい観音様がどういう仏様かわからず、宝篋印塔を父と思おうにも石塔だし、わからないことだらけで修行を始めました。


滅罪会に参加しようと思った動機は、最近あった許せないことや、過去にわだかまりがあって許していない人達を許せない自分自身が辛いので、仏様のお力で清めていただきたいと思いました。

 


許せない人や許せないことを思い出して懺悔しているうちに、私が人を許せない理由は自分が貰えないと思っているものへの妬みだと気づきました。


そして、ひねくれて拗ねた態度をとって身の回りの人達に嫌な思いをさせてきたことが思い出されました。


自己嫌悪と嫉妬心と拗ねる気持ちは、准てい様にお預けする気持ちで懺悔を続けました。

 


すると嫉妬や僻みの奥底には幼い頃からずっと満たされていない寂しさが、未だに私の心に根強くあることに向かい合わされました。

 

両親は衣食住と教育に関して何不自由なく育ててくれましたが、寂しい子供時代でした。


寂しいと口に出すことも許されない家だったので、ずっと我慢していました。


両親に甘えられない寂しさや、親に頼りたい気持ち、愛し愛されたい気持ちを押さえつけて生き続けていました。


大人になって気がついたら、他の人間に興味も関心も持たず、自他に甘えを許さない冷たい人間が出来上がっていました。


他人に関心がないのは自立しているのではなく、歯を食いしばって泣かないようにしている子供が殻をかぶっているのだということを認めるのは恥ずかしかったです。

 


私が孤独なのは、いつまでたってもまともな人間関係を作れない私が悪いのです。


私の寂しさはどうしたってこの世では満たされないと思う気持ちが僻み根性につながっています。


こんな私が人間には嫌われても仏様なら受け入れてくださるかもしれない。

 

このどうしようもない寂しさは仏様にお預けしよう。


拗ねるのはやめて、残りの人生はもう少しましな人間になって人間の暖かいつながりの中で生きていきたい。

 


そう思った時、私は准てい様が印を結んだ腕で私を胸に抱えてくださっていると感じて、しばらく嗚咽が止まりませんでした。


そして准てい様のところでは正直になって、いくらでも泣いていいのだと感じました。

 


安心して泣ける場所が見つかったので、これからはもう少し素直な気持ちで楽に生きていけるかもしれないと思いました。

 


このように得難い機会を与えてくださって心から感謝いたします。
長文失礼いたしました。


急に寒くなりましたが、どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

 

お知らせ

報恩謝徳の「納め万霊総供養」の申し込み締め切りは12月19日土曜日までです。振込は22日までにお願いします。

 

締め切り過ぎに申し込まれると、事務対応に支障をきたしますので、できるだけ厳守お願いします。

 

申し込み詳細は下記リンクをご参照ください。

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納め万霊総供養のお知らせ - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

 



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