日本の小釈迦 とまで言われた慈雲尊者は、子供の頃は仏教が嫌いであった。
しかし小僧に入って、初めて密教の修行した時に、その道場観(仏様のお姿といらっしゃる場所をイメージする)で不思議な感覚を体験してから仏教に帰依するようになったと伝えられてる。
ただしこういう体験は求めて得られるものでもなく自然に起きるものである。
そういう体験をしなくても仏様の功徳はあるので心配はない。信じて続けることが大切である。
慈雲尊者も、かなりの悪童だったようだが、それをきっかけに修行を続けて高僧になったのだ。
【ここから頂いたメール】
大森先生
改めまして先月の滅罪会、ありがとうございました。今回で3回目でしたが過去2回と比べて変化を感じましたのでメールさせていただきます。
今までは、過去を懺悔する時にとてもシンドいものがありました。心に重くのしかかり悲しく沈んでいくような感じになることがよくありました。
それが今回は滅罪会の機会を通じての仏様とのご縁で懺悔する機会を得たことに感謝することをより意識するようにしましたところ、今まで感じていた苦しさが和らいでいくのを感じることが出来ました。
また、それに共鳴するかのように真言を進めていくにつれて気持ちが軽く明るくなっていくのが実感出来ました。
これらの事を例えるなら、川の流れの中にあって流れを遮っている岩などの障害物が小さくなり、流れが以前よりスムーズに清々しいものになってきたイメージでしょうか。
とは言っても日によってはまだまだ重い日もありましたが、先生が仰っていた「御仏にお預けする」ということはこういうことなのかなと思いました。
他には、作法を進める中でよくゾクッとすることがあり、特に次第を頂いて開白から結願の間に強く感じました。
これまでも、時々、滅罪会等の中や日々の礼拝、寺社仏閣での参拝時に同じようにご神気に触れたように感じることがありましたが今回はより感じることが多くありました。
改めて、継続して御仏と向き合って行くことができることに感謝しています。
ありがとうございました。
お知らせ
春季彼岸会は3月17日から20日までの三日間宝篋印陀羅尼法を修行してご供養いたします。
供養の準備のため、申し込み締め切りは3月3日です。
申し込まれた方には3月15日を目処に自宅での供養法送ります。
詳細は下記リンクをご参照ください。
令和3年春季彼岸会のお知らせ - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵