大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

不思議な話

 とても不思議で興味深いお話を頂きました。

掲載の許可を頂いたので、ご紹介します。

 

土地の神様(土公神)や屋敷神のご供養というのは大切だなとつくづく思いました。

施餓鬼供養でそれは可能なのでありがたいことです。

 

ここから頂いたメール

 


大森先生

4月11日~17日までの施餓鬼供養ありがとうございました。

先月のお施餓鬼が終わってから特に母方の曾祖母のことが思い出され、祖父母と共にご供養をお願いしました。


曾祖母は私が幼稚園の時に亡くなったので数年しか触れ合うことがありませんでしたが、私に強く影響を与えた存在であり、「人は死ぬ」ということを私に身を以って教えてくれた人でした。

 

曾祖母と祖母は四国八十八カ所の一九番・立江寺延命地蔵菩薩を深く信仰しており、自分たちの家の隣に祖父がお堂を建て、お地蔵様をお祀りして日々拝んでいました。

 

そのせいなのか、元々そうなのかわかりませんが、曾祖母と祖母はお地蔵様の声が聞こえたらしく、いわゆる地元の拝み屋さんのような存在で、近所の人たちが様々な相談事で来ていました。

 

身近な例ですと、私の父がある日動けなくなって寝込んでしまい、まだ小学校低学年だった私の手をギューッと強く握りしめて「お、落ちる・・、落ちる・・」と布団の上で呟きながら真っ青な顔で空(くう)を見つめていました。

 

不安におののいている間にも母がすぐに祖母を呼び拝んでもらうと「あんた(父のこと)、倉庫を建てるときに地鎮祭やっとらんじゃろ。土地の神様が怒っとる!」と言い、「これから一週間、○○を供えてお詫びするように」と指示し、実行するとあっという間に治ってしまいました。


また、私は幼いころよくめばちこ(ものもらい=麦粒腫)ができていたのですが、ある日、曾祖母の家に遊びに行ったときもめばちこができており、痛くて鬱陶しくて仕方ありませんでした。

 

すると曾祖母に「こっちにおいで」と言われて行くと膝枕をしてくれて、何やら呪文のようなものを唱え(今思うと真言だったのでしょう)何度か目に息を吹きかけられ「はい、これで大丈夫じゃ」と言われました。

 

その後すぐに風呂に入って出てきたら膿が出て治ってしまっのですが、それを見た母が「はあ??」と素っ頓狂な声をあげました。理由は、めばちこはできたばかりでまだ膿んでなかったから、だそうです。


余談ですが、祖父母の家の仏壇の扉は、ギイッという音を立てて勝手に少し開き、少し閉じるというのを繰り返していました。今思うと不思議ですが、子供の頃は特に気にもせず普通にその部屋で遊んでいました。

 

そして、こういった行為(拝み屋等)には子孫に障りが出ると聞いたことがありますが、祖母の子供たち(つまり母とその兄弟)には特に何も出なかったようですが、その子供たち(私と従兄たち)の中で私を含め男は3人いますが、みんな生来の心臓病です。

 

必ずしも障りと結びつけるのは良くないのかもしれませんが、たまに思いを馳せることがあります。

 

曾祖母の供養は、その息子である祖母の弟が毎日お経をあげて熱心に供養していたらしいのですが、曾祖母の命日に墓参りに行ってそこで急死してしまい、母たちは「おばあちゃんが連れて行った」とよく話していました。


今回特に曾祖母の供養をと思い立ったのは、おそらくこのことが私の心の中に知らず知らずの内に引っ掛かっていたのかもしれません。

 

そして○家には信仰心の厚い者は既におらず、ちゃんと供養されてないだろうという思いもありました。


今回ご供養の機会をいただき本当にありがたく思っております。
曾祖母、祖父母の魂が安らかであることを願うばかりです。

 

お礼の文章を書くつもりが色々と思い出されて、取り留めもない長文になってしまいました。
何卒ご容赦頂きたく存じます。

本日からの敬愛会もしっかりと修行させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

 

 

施餓鬼供養の申し込みについて

下記リンクをご参照下さい。

 


施餓鬼供養の申し込みについて - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

 


f:id:oomorigijyou:20210424053935j:image