大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

5月滅罪会の感想その10

 苦しみを感じるのは、(家族のあいだで)本当はつながりたい人に、つながれないこと。そして、その気持ちを閉ざしたことです。

 

もう一つは、家族といえども、他者の課題を自分が背負うことです。

 

課題は分離して、自分本来の課題に取り組めば、自然に他者にも良い影響を与えます。

 

仏様のご加護のもと、つながりと分離の適切なバランスを取っていくのがこの修行です。

 

 

ここから頂いだメール


大森先生
こんにちは
この度3日間の滅罪会を厳修下さいまして誠にありがとうございました。

 

回を重ねていく度に普段意識に上らない本当の気持ちがこの滅罪会を行っていくと出てくるのは、不思議に思います。今回は、父に対しての感情が吹き出してきました。

 

私の父は、頭脳明晰で研究職という有能な人間として社会では、認められていますが性格は、冷酷で言葉の暴力で人を追い詰めていく怒鳴り声が絶えない家庭で育ちました。

 

兄は、精神を病み27歳で他界し、それから母も外に出られなくなりずっと父のなじりに耐えながら誰一人幸せになってないのに何故家族でいなくては、ならないのか様々な光景が滅罪会を行っていった時、吹き出してきました。

 

そしてどれだけの人を傷つけ平気で生きている父に対しての憎しみの思いとその冷酷な血を引いてる自分自身に対しての嫌悪感と自分を憎む思いと泣きながら真言を唱えていきました。

 

事態は、とてもシリアスなのですがそれと同じ位大きな光に包まれていきそのうちに何もない意識というか無になったような全てが静止したような感覚になりました。不思議な感覚でした。


父を完全に許す事は、いまだにできませんが知らないうちに父がたくさんの人をおとしめてきた事を自分の責任のように自分を責めよい人であらなければならないと追い込んできた自分にきずき、もうこの想いから自由になろうと決意しました。

 

家族であるためにそれぞれが役割を課せられそれが歪んでいてもそれを続けるのは、その根底に愛があるからなのかなと内観しました。


神仏の加護をたくさん頂け大森先生の深い祈りの中で自身の幼少からの傷に向かえた事を心から御礼申し上げます


ありがとうございました。

陀羅尼報恩会のご案内

 

6月7日から三日間行います。
締め切りは6月4日です。


佛頂尊勝陀羅尼は長いので、普段唱えなれていない人は早めにお申し込みください。


お申し込みの済みの方には、すでに供養法をおくってます。


詳細は下記リンクをご参照ください。
 

6月陀羅尼報恩会のご案内 - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

 

 


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弘法ケ滝 不動尊