大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

お地蔵様への報恩謝徳

お地蔵様は大慈大悲です。

たとえ悪態をつくものでも、それを仏縁としてすくって下さいます。

いや、そういう人こそお地蔵様の出番です。

そして私達が気付くまでじっと待っててくれますね。

ありがたいことです。

 

ここから頂いたメール。

 

いつもお世話になっております。●●です。

先日は、お地蔵様への報恩謝徳の施餓鬼供養法を結願していただき誠にありがとうございました。

酷い話ですが、 わたしは自分が何をやってもうまくいかなかった若い時期に
わたしを見かねた先輩に、遠方のあるお寺のお地蔵様へのお参りに連れて行かれるも
手をあわせながら心の中で
ー誰もわたしなんか救えるはずはないのに・・
と悪態をついたことがありました。
(せっかく連れて行ってもらったのにです)

その晩は、わたしの夢にお地蔵様が非常に恐ろしい真っ赤な形相でお姿を現わされて
大変怒られました。本当に怖かったので、夜中に冷や汗をかいて目覚めて、二度寝は出来ませんでした。


ちなみに心を込めてお祈りした同行の先輩の夢には、
同じ晩に、金色に輝いて微笑まれたお地蔵様が現れたそうです。


思い返しましても本当に驚愕するほど失礼で邪見まみれの当時の自分ですが
即日で見たこの夢のおかげで、お地蔵様は優しい顔をされているけど、
怖くて強くて全部お見通しでいらっしゃる事を実感しました。


しかしながら、その後の数年間は、自分のネガティブな思考が直らず
わざわざ自滅するような選択ばかりしてしまい、
余計な苦労を増やす生き方をしてしまった気がします。
本当に自業自得で愚かだったと思います。


一方、この先輩は、その後、夢を叶えて仕事で成功されています。
社会的身分もだいぶ離れてしまい、今ではもう交流はないのですが・・。

 

どこかでずっと後ろめたさがあったその時の叱ってくださったお地蔵様を心の中で思いながら、
今回初めて自分を施主として、大森先生の施餓鬼供養でお地蔵様への報恩謝徳を申し込みさせて頂きました。

不思議なことに、この申し込みを決めたその翌日に、こんな話を全く知らない別の友人から
「◾️寺のお地蔵様にお参りに行きたいのだけど、 いつか一緒に行こうよ!」 というメールが
突然なんの脈絡もなく入って来たので、驚きました。
(まさしくそのお地蔵様だったのです・・・!)

 

きっとあのお地蔵様に許していただけたのだと感じ、安心して素直に感謝行をできたと思います。
お地蔵様のお写真をネットで探して、コップの水の前に飾って修行のときに合掌しました。
結願の日は、お地蔵様のお写真が微笑まれていらっしゃるように感じました。


今まで厚かましくも仏様には様々なお願いばかりしてまいりましたが、
実を申しますと、そもそもわたし自身が、 かつてはお地蔵さまに悪態をつくような、最低な人間だったということを 懺悔いたします。


このことは昨年、施餓鬼供養法を初めて申し込みした時からずっと心の中にあり、お目汚しになると思いながらもいつか書かせて頂きたい話でした。


歳月を経て、お地蔵さまがわたしを見捨てることなく、
施餓鬼供養法のご縁までくださったことに心から感謝いたします。
きっとずっと見ていてくださったのだと思います。
わたしの過去の悪行為は本当に繰り返してはならない罰当たりな行為でしたが、
地獄におちた者まで救おうとされる地蔵菩薩さまだから叱ってくださり、
そして許してくださったのだと思います。

大森先生
このたびのお地蔵様への報恩謝徳の施餓鬼供養で、わたしの気持ちをお地蔵様へ届けていただき本当に有難うございました。

 


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お知らせ

11月7日からの施餓鬼供養の申し込み締め切りは明日11月3日です。