大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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陀羅尼吉祥会の感想その29

 

 

 いつもお世話になります。
和歌山県の○○と、申します。


 秋季彼岸会、お施餓鬼、陀羅尼吉祥会とお世話になりました。
お礼が遅くなり大変失礼致しました。


   先の二者では、ささやかな体験も有りましたが、それをご報告するのは、こじつけか過大報告の、自分の承認欲求の発露ではないのだろうかと、疑念が湧きまして、お礼すら出来ずにぐずぐずしておりました。


   しかし、陀羅尼吉祥会では、新たな明らかな気付きもあり、今回滅罪会を申し込むにあたり、遅まきながら、合わせてお礼申し上げる次第です。


    5月終了後、発願していたので、早々に申込み、本番までに断続的に行じていたのですが、肝心の初日、いつもの癖で夜なべの事務仕事中に、机で寝落ちして、気がついたら翌朝でした。これまでの人生でこんなときは、激しい自己嫌悪と、罪悪感・敗北感で打ちのめされて、心が千々に乱れて1日過ごしてきたものでした。


    ところが、この時は目覚めた時に、『しまった』と思いながらも、大森先生とご同行の皆様の厳修に感謝する気持ちに一瞬にして切り替わり、自然と先生や皆様、自分、守護神霊様に『シリソワカ』を唱えて、こころは爽やかに鎮まっていました。こんなことは、かって無かったことです。


    実は先生や皆様に倣って、今回のお次第を頂いた直後、伏見稲荷様に参拝しお山してきました。実に五十年ぶりです。


    私の祖母が、お稲荷様を信仰していて、あのお代様のように、時々神降ろしをしては村人の相談に乗っていたそうです。

 

父母や叔父伯母は信用せず、祖母の事を侮っていましたが、幼い私は半信半疑で、祖母こそが自分の信仰心や占術嗜好の根源に違いありません。


    今から五十年前、祖母も心身が衰え、今でいう認知症の様相を示し始めてきた頃、『伏見さんにお札や神具などを懇ろにお返しするように』と、叔父が言いつかり、私(十歳頃)と一緒に返しに行きました。祖母からは、神社にお礼を包み、お御霊を抜いてもらうなど、丁寧にお返しするように厳命されていたので、神職の方に声をかけたのですが、何度聴いても『古いお札を返却するところに入れてください』と言われ、やむ無く投入したのを覚えています。

 

その後、後ろめたそうな叔父に誘われ、お山の頂上まで登り、小雨か霧に覆われた神秘的な雰囲気の中で、行場に迷い込んだりしながら帰ってきた、微かな思い出が有ります。


当然、口裏を合わせて、祖母には、ちゃんとお返ししたと、報告しました。


    今回、五十年ぶりに、お山出来たことが、最大の霊験ではないのかな、と感じています。
    
    宿曜占術への興味から羽田先生のブログに辿り着き、そのブログから脳天大神様と、大森先生にご縁頂き、そして準提観音様とのえにしから、先生のご法にご縁を頂きました。さらに、稲荷大明神と半世紀ぶりに再会できました。

 

あの時、中途半端にお返しすることになったので、ずっとどこか気になる存在でしたが、そこには特別な計らいが有ったのだなと、ずっと守られていたのですねと、深く納得が得られました。


    また、高野山の麓の村の、お大師さんに信仰篤い祖母が、何故稲荷大明神様の神降ろしをしていたのか、先生のブログで合点がいきました。


    このような宿縁の神仏のご加護を実感させる、尊い法を厳修頂いている大森先生、ご同行の皆様、シリソワカ
羽田先生と、同門の皆様、シリソワカ
稲荷大明神様、脳天大神様、シリソワカ
諸尊諸菩薩、あらゆる存在に感謝します。

 


    滅罪会の修行法お送り頂き、ありがとうございました。どうぞご加護頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。


長文、御目を煩わせました。
お時間を頂戴しましたこと、お許しください。

 


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