十善戒は罰則のあるルールではありません。
十善業道ともいわれ、修行者の生き方です。ですからそこを意識すること、少しづつ行動に良い影響があらわれ、戒徳が具わります。
そうすると善い功徳が現れます。
何々をしないということは大切です。それとともに何々をするを意識すると、十善戒がたもちやすくなるでしょう。
例えば、単純に「悪口を言わない」というよりは「善い言葉を語る」ことを心がけると良いでしょう。
来年から十善戒の授戒も考えております。
ここから頂いたメール。(当ブログに掲載の感想は全て御本人の許可を頂いております)
大森先生
いつも大変お世話になっております。
滋賀県の〇〇です。
滅罪会を修していただきまして誠にありがとうございました。
今回は3回目となり、日頃の吉祥行に加え、心の準備もしっかりと整えた上で行ったからでしょうか、穏やかな気持ちで修行を終える事ができました。
懺悔の時、前回より上手く仏様にお預けできたようにも思います。
そして出来る限り十善戒を意識しながら日常を過ごし、その中で今の自分の心持ちは十善戒に反するな~と思うようなことをしてしまった時は素直に反省できたように思います。
と、書きながら今日も口から思わず出たあまりよろしくない言葉に、言ってしまってから「あ~、またやってしまった~」の反省の繰り返しですが…
ただ、こうして自分の行動を俯瞰する機会を与えてくださった事、感謝しています。
お稲荷様に参拝されたのですね。いつも修行者の祈念をしていただきましてありがとうございます。人出が戻りつつありますね。
私も11月参拝したかったのですが、10月の末から母の兄妹のうちの2人が1ヶ月空けず立て続けに亡くなり、忌中が明けるまで参拝を差し控えておりますが、12月中にこの一年の感謝を伝えに行きたいと思っております。
稲荷山難切不動尊