お世話になります、名古屋の〇〇です。
ちょうど2年前特養にいた頃、見取りの御婆さんの介護をしておりました。
他の派遣もすぐに辞めるし、職員も休むのがいて、ほとんど遅番としてその方の介護をしていました。
恐らく私が脈を診ている時に旅立たれると考えておりました。
1時間に一回の巡視のみしていれば問題ないのですが、淋しい環境でこの世を去るこの方を思い、床の清潔、温度湿度の管理の徹底、すさまじい勢いで他の介護業務を済ませ、1,2時間は時間を作り、脈を診て腕や足の経脈を撫でていました。(注、この方は鍼灸師)意識はあまりなかったと思いますが、話し相手もしておりました。
家では不動明王姿札へ金剛寿命陀羅尼を唱え(この頃は死苦を除く功徳があるとは知りませんでした)いつも現場へは羽田先生の地蔵菩薩御影を持ち歩いておりました。床掃除をしているとき、自然に不動尊住所加護真言を唱えておりました。
なんか、空気が変わるのです。見取りの部屋は黒いモヤモヤのようなものがおりました。他の職員の一人も見えていたようです。お迎えの人なのか、魔物だったのか。
加護住所真言の記事を読んでちょうど2年前、私もあの部屋で唱えていた。そして私が休みの時、娘様が見守る中、20日に旅立たれました。その1週間前に、途切れる声で「ありがとう」と言っていたのが今も偲ばれます。
私なりのご真言の御利益談でした。