高崎市下横町の曹洞宗向雲寺の入口に「大行満願海遺跡」という大きな石碑が建っている。
このお寺には願海大阿闍梨のご両親のお墓があり、そのかたわらには大阿闍梨のお骨が分骨されて埋葬されているというので参拝した。
高崎名僧列伝:「大行満」の称号を得た願海 - 高崎のニュースサイト 高崎新聞
上記サイトから引用
向雲寺の寺宝の中に、願海がこの寺に眠る両親菩提のため奉納の法華経八巻、晩年の著作「仏頂尊勝陀羅尼明験録」「日光山滝尾霊記」大般若十六善神と三聖尊各一軸、奉納の蔵経(九三部、四〇三巻、一六六冊)、永平「法眼蔵髄聞記」などがある。
願海は文政六年(一八二三)に近くの鍛冶町、本見林兵衛家の生まれ。父は煙草屋を営んでいた。十三歳で武州恩藩の芳川波山から漢学を学ぶ。十四歳で武州金鑽寺で尭猷について得度、十六歳で陸奥恐山へ行き、感ずるところがあり、江戸東叡山養育院で受戒し、慈範と名づけた。天保九年(一八三八)のことである。その後二十一歳で比叡山へ上って千日回峰を発願し、嘉永六年(一八五三)、三十一歳で千日回峰の大行を満行している。
こちらがご両親のお墓。その横は墓石はないが供物台があるので
ここに願海大阿闍梨の分骨が埋葬されていると考えられる。
仏頂尊勝陀羅尼を唱えてご回向させていただいた。
次のサイトに詳細がある。
願海大阿闍梨の道歌
「かしこくて理屈上手は人に勝つ そのたびごとに減らすわが運」