大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年 星に祈る会の感想 その25

大森先生
こんにちは。
 
いつもお世話になりありがとうございます。
今までも様々な修行に参加させていただき、その度にいろいろな気づきをいただいてきました。
今回は今までにない体験をさせていただきました。
 
お次第をいただいた次の日から修行を始めました。
毎日各真言100回づつ唱えることを目標にしました。
新型コロナに感染して発熱した日も各7回は必ず唱えました。
治療薬も飲まなかったというのに、あっという間に熱が下がり症状がなくなったのは真言念誦の功徳かもしれないと思います。
 
修行を始めた日、最初の大日如来様の真言を無心に唱えていますと、目の前に星空が広がっていると言うか自分が星空の中にいるようなイメージが突如浮かびました。
 
そして
「私は宇宙と対峙している」
「私は宇宙の中にいる」
「私は宇宙の一部だ」
などと取り止めもない思いが浮かんで流れていきました。
とても不思議な気分でした。
 
それから、私が生まれて死んでいく事、今までの人生の成功も暖かい体験も、私の傲慢や愚かさから起こした後悔の残る失敗や人を傷つけた事なども、全て大日如来様のお腹の一部であり、すべておこるべくしておこったと感じました。
 
同時になにかとても救われた感じがしました。
今までの自分の罪も一切受け入れてくださる大日如来様=宇宙への感謝が湧きました。
 
なぜそう思ったのかわからないし、正しいのかどうかわかりません。
しかし思いもかけず最初の真言を唱えている間に、私がいちばん難しいと感じていた願いが叶いました。
 
祖父が亡くなるまで病室に小さな大日如来様の坐像を持ち込んで拝んでいたことを思い出しました。
いろんな事情で宗派を真言宗から別の宗派に変えた祖父でしたが最後は大日如来様を拝んでいました。
エキセントリックなところがあり生前ちょっと近寄り難かった祖父の祈りを、死後40年経ってやっと、親しく感じたのは予想外の喜びでした。
 
毎日修行を続けながら、宇宙の中にいる自分、曼荼羅の中の小さな仏様の飾りの一部になっている自分、などを取り止めもなく感じていました。
それがどういう意味を持っているのかわからないのですが、自分が開かれて広がっていく感覚が心地良かったです。
 
私は苦しんでいた悲願がさっさと叶ってしまいましたので、家族の健康と御同行の皆様の心願成就を毎日お祈りいたしました。
 
私はこの修行がとても好きなので、来年まで続けられることをとても嬉しく思います。
このような機会をいただきありがとうございました。
 
今日も寒いですがどうかお健やかでいらしてくださいませ。

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梵字 シリ