大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年 不動明王修行会の感想その8

大森義成 先生

前略、このたびは、不動明王修行会のご指導をいただきありがとうございました。御縁日の前々日から自行を開始し、当日も無事行うことができました。
謹んでご本尊様、先生ならびに御同行の皆様に御礼を申し上げます。

昨年、万靈総供養の御縁で、不動明王様のご加護をいただく御真言をご指導いただき、折にふれ念誦しておりました。

 

今年にはいって、異常な寒さで自宅のボイラーが壊れかけてしまいましたが、所住所へのご加護でしょうか、なんとか持ちこたえ、また、修理部品もこの半導体不足にもかかわらず、すぐに手配でき、無事に冬を乗り切ることができました。これも御礼を申し上げます。

先生からの課題と平行しつつ、日課では、まずは在家としてできることとして、今年の目標として、弘法大師ご宝号を数を取って10万遍をめざしておりますが順調に進み、高
野山の奥之院を参拝したときを観想しながら一座千遍じっくり行えるようになりました。

 

そのなかでのふとした気づきですが、弘法大師の御影は、右手に五鈷杵、左手に数珠をおもちですが、これは、お不動様の御像の利剣と羂索と同じことではないかとおもえました。その後、丁度先生のブログの伏見稲荷様のお写真に、お不動様とお大師様が一つに刻まれたお塚があり、納得がいった次第です。

今回は、お不動様に向き合いお迎えする修行でしたが、御縁日当日は、お灯明がパチンと言ってはねて、燃え上がり方も尋常ではなかったですが、数珠一周御真言を唱えつつ
、ご本尊をお迎えしようにも自分の心がいかに汚れているか、いくら覆い隠しても「どうしようもなく愚かな私」がいる、拭いきれない貪瞋痴の深さを逆に痛感しました。こ
のどうしようもない「愚かな私」が不安や苦しみや怒りを自分で作っているという様子を痛感しました。当日のお灯明はどうも不純物が多く燃焼が悪かったと科学的には考え
られますが、灯心が最後まで燃え残り、念誦が終わり眼を開けると灯心が利剣で火があがっているように見えました。この「どうしようもない私」にも、合掌念誦すればお不動様はそのままに哀憫して顕現されるのだと感じました。

 菩提心修行とは、無明があることを自覚することなのかと思いました。

また、先生には2月にも伏見稲荷様にて私どものために御献灯いただきありがとうござ
いました。2月の帳簿を〆て今更ながら気が付いたのですが、一月先生に習って東伏見
稲荷様にささやかな寄進をしてきましたが、その後、二週間ぐらいたって塩漬けだった
相場が動き、御寄進額(と電車代)ぐらいの水揚げがありました。欲願はかけなかった
寄進を御嘉納いただき、冥々のお助けをいただいたと感じ入る次第です。またお礼に東伏見様に行きたいと思います。

長文のメールで申し訳ございません。
末筆ながら先生ならびに御同行の吉祥成就をお祈りします。 合掌


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お知らせ
春季彼岸会の申し込み締め切りは3月11日19時です。申し込みの詳細は下記リンクをご参照ください。

 


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