>ただしこの修行は功徳が特に強い分、こころがけによっては反動があります。それは利己的な願いや他者をコントロールしようとすると起きる可能性があります。これをよくよく自覚してご参加ください。
敬愛修行において注意すべきは、特定の人物を自分の都合の良いように操ろうとしないこと。だいたいそういうのは、相手も無意識的に察して抵抗されてうまくいきません。
とは言っても利己的な心がおきるのは、無理もないことです。
利己的な心がおきてきたら、まずはそこに気が付くことです。
いま自分はそういう気持ちをもっているのだと認めるのです。
そして、そのまま仏さまにあずけることです。
煩悩の塵をはらうのではありません。
そして、
真言 庫(くら)を開く
で、自分の宝庫を開けば、敬愛和合の徳が自然に出てきます。
宝の庫を開くのが修行です。
一度に大きく開く人もいれば、
ほんの少し開く人もいます。
だから、続けて修行することが大切です。