ご自身の気になるアーティストをお彼岸でご供養された方からメールをいただきました。
自分の好きなアーティストや有名人、歴史上の人物などご供養される方はしばしばいらっしゃいます。
自分が人に何か関心があるのは、自分の心の中の何かを映し出しているからです。
だからその方を供養するということは、同時に自分自身を供養していることになるのです。
まさに相互供養ですね。
ここから頂いたメール
大森義成様お世話になっております ○○と申します。
無事に春彼岸供養を修法することが出来ました。これは大森先生並びに志し高きご同行の方々のおかげと感謝しております。誠にありがとうございます。
今回、かけ離れた人物の御供養を体験しました。
元々洋楽好きなので知ってはいました。何故か2年前から突然興味を持ち、音楽、自伝、DVD などで親しんでおりました。
重度の麻薬中毒者、生来の我儘、自業自得が洋服を着てる様な人物。
ニューオリンズの安ホテルで死亡。床に倒れていたのを掃除係に発見され、葬儀は実家のあるNYで、家族と親族、友人が出席し…彼を偲んでCDが発売され…死後31年経った今も世界にファンがいる。幸せモン。
以前より気になってました、何故彼を？と自分の酔狂であると一蹴していました。
今回供養に至りましたのは宝楼閣陀羅尼の功徳を欲したのでしょう。
彼の他界後は死人口無し。海賊版CDが沢山出回り、ドキュメントは麻薬絡みばかり、音楽を生業にしていなかったようにゴシップ語るドラッグディラーと仕事仲間達に不快感も(勿論まともなドキュメントもありました)。
死亡時の姿も虚飾された人で、語った人曰く「ヤツに花を持たせてやったんだ」
注目を集めるため金のためとはいえ人の死すら易々と利用するキツイ世界。
彼の他にも死後にアイコンとして利用されている存在はたくさんいる。
修行初日に「願わくば各々が本より具えている清らかなる菩提心に目覚め、その御心が平和で豊かで安らかでありますように…〜」唱えた瞬間フッと軽くなりこの詞も強く伝えたいんだという気がしました。
仏縁なき存在かも知れない、でも彼の名を通して少しでも届け、気づいて欲しいと願う。
ただの自己満足の極みかもしれない、今回は修行中より後になって色々と考えました。
まだまだ学んでいきたいと思います、今後もご教示お願い申し上げます。
