大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年 春季彼岸会の感想その17

春季彼岸会ではお世話になり、ありがとうございました。

私の両親は神仏に対する信仰心というものがまるで無い人でしたので、彼岸会の度に「ご先祖様たちと一緒に真言を唱えるイメージ」を描けず困っていました。

 

そこで、「高野山奥の院の灯籠堂の中、数えきれないくらいのご先祖様たちがお大師様の御廟の方を向いて列をなしており、私はその1番後ろで真言を唱えている。

 

見えるのはご先祖様たちのたくさん並んだ後頭部。お顔や性別は分らない。ご先祖様は誰も一緒に唱和はしてくれないけれど、神妙に首を垂れている」と、漫画のような場面を想像しながら行っておりました。

 

しかし、大森先生のブログの記事「浮かばれる」に書かれていた「思い浮かべることが大切である」という言葉が胸に響き、さっそくやってみることに。

 

一番身近なご先祖様である両親祖父母との記憶に残る出来事を思い浮かべ、大切にお唱えしました。頭に浮かぶのは嬉しかったことや楽しかったことばかりで、お次第を終えた後は心の中も温かく、自然に微笑みが浮かびました。


まるで、こちら側の私と、あちら側のご先祖様方がお互いに微笑みあったような、そんな不思議で有り難い感覚でした。

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