千座万座の修行を積んでも
心得違いじゃ 業になる
これは先輩から教えていただいたお言葉。
一期一会の精神と謙虚な心が大切ですよね。
実際、かなりの大行者でも「業」になった例をいくつも知ってます。
本当に難しい。
昔の口訣(口伝書)にも、虚空蔵求聞持法を100回近く修行しても成就せず、ついに天狗につれさられたお坊さんの話が出てます。
先輩から、「修行自慢をするようになると要注意だ」と注意をうけました。
まさに修行で気をつけなければならないのは慢心と慣れです。
慢心は魔につながります。
魔が悪いのではなく、魔を引き寄せる自らの心に要注意です。
そして慣れです。
慣れてくると、せっかくご利益をいただいても神仏から離れてしまうんですね。
これまた、なかなか難しい。
謙虚な心が仏様の功徳を受け取る空の器となります。
その心の器にゴミがいっぱい入ってると、功徳をさずかってもこぼれてしまいます。
そのために日々懺悔して、自分を点検する必要があります。
私も日々、一期一会で神仏に向かい合うよう心がけてます。
ご用心ご用心