大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

5月滅罪会の感想その7

懺悔は善悪対立の世界をこえていきます。

自責、他責もこえていきます。

被害者でもなく加害者でもない。

どちらも、ながめる視点がでてきます。

苦楽順逆、様々なご縁が糧になります。

 

頭で考えてもわかりません。

修行により、少しづつ体感していきます。

 

ここからいただいた感想

 

大森義成先生

 
東京都の〇〇〇〇〇です。
滅罪会初回の3日間を無事に終えることができました。ありがとうございました。
 
1日目の修行の終わりに、
准胝尊シリソワカ、法篋印法塔シリソワカ
大森義成師シリソワカ、ご同行の方々シリソワカ
回向、先祖代々一切精霊シリソワカ、有縁無縁一切精霊シリソワカ
ありがとうございました、と胸の中で唱えました。
すると、すうっと白く細い糸が幾く筋も伸びていて、
見えないその先には、
修行の尊、師、ご同行のみなさまや、先祖、有縁無縁のあまたの方々がいると感じました。
この糸があるから、私は落ちないのだという、不動の安心を得ました。
 
3日目は、真言念誦の功徳をもって○○○○ところで、
真言念誦の功徳をもって私を祝福します、シリソワカ
という言葉が浮かびました。
修行の最後に1日目と同じくシリソワカを唱え終わったとき、
よれて先のない糸が幾つもからまっているイメージがありました。
 
 
胸から、低く静かに、私を殺したもの、私が殺したもの、
私を盗んだもの、私が盗んだもの、私を犯したもの、私が犯したもの、私を陥れたもの、私が…。
という言葉がぶつぶつ出てきて、そのすべての私を懺悔します、と胸中で言いました。
不思議だったのは、被害の側でも懺悔したことです。
 
そして、そのような縁にシリソワカを唱え、感謝しますと胸中で言いました。
 
すると、1日目に感じたご縁と3日目に懺悔し祝福した過去七世の怨縁が、すべて集まってひとつの眩い光りになり、そこからひとりの輝く尊が現れました。
 
良縁も悪縁も、すべてその尊に内包されている感じです。
 
毎回、長くなり申し訳ありません。
自身も感想を文字起こししつつ飲み込めていないうえ、
書ききれないこともある、壮大な修行でした。
感想を先生にお話しするかもためらい、抵抗も感じましたが、送らせていただきます。
 

予告

六月は陀羅尼報恩会です。

半年をふりかえり、報恩感謝です。

感謝すると、さらに功徳を受け取れるようになります。