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6月陀羅尼報恩会の感想その24

陀羅尼報恩会ご厳修、お世話になりました。この場をお借りしまして、お礼申し上げます。
 
   神仏への感謝はメモすると驚くほど多数になりました。そして、衆生への感謝は、数名です。昨年もそんなもんでしょうと感じてましたが、先生のブログでのご指導やご同行の皆様の感想を拝読して、前行をしてるうちに、自分は感謝が足りないのでは無いか、傲慢なのでは無いかと、それで日々しんどい思いをしているのでは無いかと、ふと気付きました。
 
   それで報恩会初日からは、今、現在の人だけでなく、これまで少しでもお世話になった、関わってくれた人を思いつくままあげ出すと、出るわ出るわ驚くほど多数の方を念じ唱えることになりました。
 
    これまで多数の方々のサポートの中で暮らして来たのに、自分独力で生きているかのような、逆に他人を救ってやらないとというような、思い上がりが有ったのではないかと思いました。
 
    密教への興味は、救済者として、格好よく法力(超能力)で、悩める衆生を救ってやりたい、自分はスーパーマンや、レインボーマン(古いです)のように悪を懲らしめる存在として世に認められたい、そんな子供的な動機が出発点で、未だに引きずってるんだろうと思います。
    それで験を求めて、またその時の自分の役に立つ立たないを基準に、勝手な評価をして(思い上がりで)宗教を経めぐったのでしょうか。 
 
    本当の真実が見えてなくて、見下す癖は、自分に対しても向かっていて、日々の仕事や暮らしでも、大切なことを忘れているのではないか、失敗するのではないか、期限に間に合わないのでは無いかと、ストレスに溢れています。
 
    おかげさまで、報恩会や、滅罪会、お不動様の守護法、愛染様の敬愛会など真言念誦の時間は心安らかです。
   寝る前や起床時、自分の身体に感謝したり、捨てるゴミにも感謝の教え。心に深く響きました。
   真言念誦の場から離れると、どっと疲れている毎日ですが、心の安定が行住坐臥に浸透するよう、貴重な教えの数々、随喜しながら、実践していきたいと思っております。
    今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。