今日は盂蘭盆大供養会の中日なので、理趣経法でのご供養のあとに
地蔵菩薩沐像作法を修して、三界万霊をはじめ、申しこみの諸霊にご回向した。
この法は弘法大師の秘蔵記に記され、自他の罪業を懺悔して、
尊像に香水(お香を入れて加持した水、私は便法として白檀の高級オイルを入れている)を潅ぎ、滅罪並びに風雨順時など厄災消除などを祈念する。
今まで何人か真言宗をはじめ他宗の僧侶にもお伝えさせていただいたが、それぞれ功徳をいただいているようだ。
盂蘭盆会は、かいつまんでいえば、本来は安居あけの僧侶の反省会に由来するので、懺悔するこの作法は相応かと思う。
私のところは、当初から潅仏会で用いる潅仏盆を使用している。
常の修法壇とは別に、経机をあわせて沐像のための壇を設ける。
常には樒の房華をもちいるが、今回は時華を地蔵尊のおみ足のもとにお供えした。