天部の障碍を気にする人がいるが、いたずらに恐れることはない。
もちろん敬いの気持ちは大切である。
さて、仏教の天部はあくまでも仏教の守護神である。
一番大切なのは仏法僧の三宝に帰依をして、仏道修行を自分の出来る範囲で志すことだ。
するとそのご加護を受けることができる。
あくまでも仏道修行に入るための門が天部信仰なのだ。
そして、何か悪いことがあったらすぐ、障碍だと思うのは間違いである。
なかには何でも天部のせいにする人がいるが、さぞかし苦笑されてることだろう。
それは自分が誤った道へ進もうとしているのを気づかされているのだと受け取ると、結果的に良い方向に行く。
そうは言っても恐れの心が強い人は、なかなかこれが合点いかないだろう。
そういう人は仏慈護真言をなんども唱えて、懺悔すると良い。(私のところでは施餓鬼供養を申し込むとお伝えしている)
あらゆる天部に通用する。そして神祇にも功徳がある。
これは土用に土を動かさなければならない時にも有効である。
そして、この真言は、そういう障碍を除くだけではなく、天部の威を増す功徳がある。
そういうことで私は稲荷山をお参りする時に、この御真言を歩きながら唱えている。