大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年盂蘭盆大供養会の感想その21

善龍庵
大森義成 先生

前略、いつもご指導ありがとうございます。
このたびは、盂蘭盆大供養会を厳修いただきありがとうございました。また先生には京
都御巡拝の上施主同行一同の吉祥成就を祈願していただきまして、おかげさまで、7月
お盆期間の自宅での実修ならびに8月旧暦盆(中元節)および月遅れ盆での勤行も無事
結願となりました。
ご本尊様、ご仏天様、大森先生ならびに御同行の皆様に篤く御礼を申し上げます。

今回前半は自宅にお祀りしているお地蔵様のお御影の前で実修いたしました。近所の観
音様とお大師さまのお寺は、この地区の震災・空襲犠牲者などを弔う地蔵様がおいでに
なり、普段お参りの際は、手が届く足元に柄杓でお水を捧げます。

 

ちょうどその時のイメージで、自宅で御真言を念誦しながら、仏前に捧げたお水がつたわり、お地蔵様の足元の蓮華から水がながれて、所縁の諸靈ほか、大地を潤す観想が生じました。

 

この一年、先生のお次第で勤行すると御神仏からいろいろな気付きをいただいてうれしく、喜びが一瞬線香花火のようにはじけて終わる感じでしたが、今回は、お地蔵様の水のようにじわじわと継続して安楽が続く感じがいたしました。

盂蘭盆会開白日の先生のブログでお稲荷様の赤鳥居のお写真を拝見して、これは生命の
門かもしれないと感じるものがあり、翌お中日には、東京西郊外の大きなお稲荷様に月
参りに行きました。

 

今回はきちんと「神拝詞」をあげようと、電車の中でネットで検索
していると、「稲荷心経」にヒットしました。一見して日本撰述か、とも思いましたが
、歴史的に伏見愛染寺様ゆかりとの説明もあり、ご縁だろうと読んでみると、「鏡智慈
悲利生故」という聖句があり、先日以来の神鏡の気づきも思い出され、赤鳥居には扉は
なく、「悉く是れ吾子」として信じて敬意を払う者はだれでも受けいれてくださるのだ
ろうと、心に染みて拝読できました(もちろん全文理解には程遠い水準ですが)。神鏡
即心鏡即心経とつながった感じがしました。

 

その後先生の御法話にあった「お稲荷様によりかかる」というのは、親子としてわけへだてなくみていただくことかと理解が行きました。おみくじを頂戴すると、ビジネスは慎めという主旨をいただきました。

 

結果的にその通りで、この7月から8月は相場変動も大きく、なるほど、昔から大商家や財閥がお稲荷様を信仰して成功してきたというのは、平常心に進退を知るということかと教えをいただいた気がしました。凶がでて対応法を教えてくださるのは、むしろとてもありがたいことです。


まずは本殿には神道式礼拝ののち、稲荷心経を黙読し、また、七夕の日の先生のブログ
を参照し「お稲荷様、日々、御加護、お手配を賜りありがとうございます。 先生と御
同行一同の良い願いが成就し、悩み苦しみが無くなり、心身が安らかです。 シリソワ
カ」とお礼を申し上げました。

 

足元ですでにおかげを頂いている安心感を味わう感じがいたしました。加えて権太夫大神様には、お不動様の御真言を捧げ、お山を一巡してまいりました。

後半は旅先で勤行しましたが、この期間通じて、日常勤行に併せて行う感謝祝福行で名
前をあげている恩人、友人の皆様からは、まったく期待していなかったお助けをいただ
いております。冥々のお助けは、決して自らを誇ることなく、そっとなされるのだと感
じるものがありました。

引き続きご指導よろしくお願い申し上げます。
                               合掌



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