大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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お父様への逆修供養

下記のメールをいただきました。

 

>ご無沙汰しております。

父があと数日、もしくは1週間ももたないとのことでした。
 
父のお施餓鬼をここ2ヶ月ほど行っておりません。
それは、もしかしたら救われて父の寿命が少しばかり延びてしまい苦痛な時間が延びるだけになってしまうのかもしれないと考えていましたが、自分で考えるのも限界があり、思い切って大森先生にご相談させて頂きたく、本日はご連絡させて頂きました。
 
父のお施餓鬼をしたら、父の命の灯火が切れずに長引いてしまいますか?
 
できればあのような苦しい状態を長く続けさせることは娘として避けてあげたいです。できれば、もう頑張らせたくないです。
 
父へのお施餓鬼について、どのような見解でいたら良いのか、どうか教えて頂けましたら幸いにございます。
 
(メールここまで)
 
追伸でお父様のご容態は
>今はもう飲まず食べれず、苦しさ緩和の為麻薬が入っており、本人はもうあまり意識がない状態です。
とのことでした。
 
私はこういう場合は施餓鬼供養でお父様の逆修供養をするようにおすすめしています。
逆修供養は生前に仏事を行い功徳を積む方法です。
あわせてお父様のためにと念じて、准胝観音真言を念誦して、すべてお任せするようにとお伝えしました。
人の生き死には私たちの思うようにはいかないので、すべて仏様の御心にお任せです。お任せすると、人智をこえた、お父様にとって最良のお導きがあるのです。
すると施餓鬼供養結願の30分後、次のメールをいただきました。
 
ここからいただいたメール
 
ご多忙中に失礼いたします◎◎でございます。
 
取り急ぎご連絡いたしました、先程、父が亡くなりました。急変が起こりそこからあっという間で危篤連絡をいただいてから15〜20分後に心臓が止まり、おかげ様で苦しまずに逝けたようです。お施餓鬼をお願いしてほんとに良かったなと心から思います。誠にありがとうございました。
 
取り急ぎのご報告、失礼致しました。
 

准胝観音の種字(ボ字)