大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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令和4年秋季彼岸会の感想その7

善龍庵
大森義成 先生

拝啓、秋分の候、ますますご清祥のことと存じます。
さて、このたびは、秋季彼岸会を厳修賜りまことにありがとうございました。おかげさ
まで、自宅での実修も彼岸明けにて無事結願となりました。
ご本尊様、ご神仏様および先生ならびに御同行の皆様に篤く御礼を申し上げます。

お次第を頂戴した日が、18日で、お不動様の8の日でしたから、夜の不動会勤行後、お
次第を拝見してチェックしてから就寝しました。

 

その日の夢に、関東の高速をドライブして、道標をみて○○県だなと思って一般道におりて、どこか知らない城下町のなかの廃寺の跡のような史跡を観光し、丸い古い石塔がいくつも片隅に片づけられて整地されているのを見ていると、昔の人があらわれ(ナレーションのみ(?))、このように先祖代々の墓も川に流されたり地形もかわってしまい、さらに開発もすすんで整地されたので、今度の彼岸会にぜひ供養してくださいと頼まれました。

 

私は、これに対して、彼岸会は先生とはすでに約束をしており当家の先祖代々の供養で、追加はできないけれども、三界万靈の供養を同時にするので、そのとき、宝篋印塔を拝して御真言を念誦しこの藩のことを観想しましょうというと、その人はとてもよろこんで、その藩の名前を「○○藩」だとのべて消えました。

 

起きて、思い出すと、その地名は、西日本の大きな地名で、関東とはおかしいなと思いながら、ネットで検索すると、たしかに、同じ文字ですが聞いたこともない小さな城跡と廃寺が関東にあり、その城跡は、川の浸食や開発でほとんど原形をとどめていないということがわかりました。

 

更に、くわしくしらべると、○○藩主の家は、先日先生に御供養していただいた当家の先祖筋の悲運の戦国武将ともかつておなじ主家に仕え、結果的に関が原の戦の時に仇をとってくれたような史実があることがわかりました。先祖の先祖はどうやらそのあたりにいたようです。そうした先祖の学びの機会になりました。

とりとめもない夢の話ですが、先祖供養と三界万靈のセットというのは、先生の御提唱
のように功徳が大きく、無意識下にまで、どうやら縦横とてつもないひろがりと癒しを
もつものだと教えていただいた感じがしました。引き続きよろしくおねがいいたします


末筆ながら、先生ならびに御同行の吉祥成就をお祈りします。     敬具

撮影Nさん