善龍庵
大森義成 先生
拝啓、錦秋の候、ますますご清祥のことと存じます。また、常日頃よりご指導をたまわ
りありがとうございます。9月の自宅での不動明王修行会の実修も無事結願となりまし
た。
ご本尊様、御神仏様および先生ならびに御同行の皆様に篤く御礼を申し上げます。
おかげさまで、お授けいただいた諸真言はだいぶ記憶できるようになり、勤行以外でも
思い出して暗唱することが多くなりました。
そんな中で、一日でもビジネスをして帰ると、PCソフトの不要データのように、いろいろな感情のわだかまりが大量に残り、一度大きく削除してすむものではなく、毎日専心に滅罪をして、みほとけに心を洗濯して戴くのは必要で、また、それは可能なことだと気づきました。
今更のようにお次第にある滅罪生善の文字も心に染み、また、伏見の御本地のお不動様に御同行の滅罪をお祈りしたとの先生の御法話がありましたが、おくればせながら、そのありがたさ、意味が感じられるようになりました。
この滅罪が「本当の御利益」なのかもしれませんね。罪がなくなれば、善が生じて、自然に福がやってくるということでしょうか。
9月も、東京西部の稲荷様に月参りし、裏の権太夫大神様にも御真言、ご心経をあげ
て、お山の緑化基金に些少な寄付をして御礼といたしました。
おみくじで、売買の欄があり、ふとおかげをいただきました。ありがたいことだと思います。
末筆ながら先生および御同行の吉祥成就をお祈りいたします。
合掌