これは宗教家、故橋本徹馬師のことば。
私が21歳のとき一週間の断食をしたのだが、その断食道場においてあった「神人一体の自覚」という本の巻末に掲載されていた。(この本は絶版)
橋本師は政治評論家から宗教家に転身されたかたで、断食、滝行、四国遍路、写経、墓参、水子供養を盛んに提唱されていた。ご本人は100歳の長寿を保たれた。
仏者は仏法僧の三者を三宝というが、私が人生の三宝と信じる者は左の三者である。
1,すべてに感謝すること
2,常に善事に努めること
3,生涯希望を失わぬこと
この三者を堅持する者は病まず、貧せず、悩まず、恐れずの生涯を送るであろう。
この教えは、当時の私には随分と支えとなり、できるところから実践した。
まずは2の善事に努めるで、施餓鬼供養を日々修することを心がけた。そして橋本師の著作などを有り金はたいて多くの方に差し上げた。
さらに、1と2がもとになり、当庵の感謝行と祝福行の提唱につながった。
じつは3が一番の要である。これが悩みが多いと難しい。
希望を持つコツとしては、何年(月)後かにこの悩みがなくなっていたら、自分は何をしているか(何をしたいか)を自分に問い、できるだけ具体的にイメージすることである。紙に書き出してみるとさらによい。
そして、それをすることでどんな良き気分を味わえるかを想像する。
さらに今に立ち返り、そのために実際にできる小さな第一歩はなにか?
それを探し、すぐ実践することである。
希望は大きなものと、具体的な小さな希望の2つ持つのがよい。
もし橋本師の著作を読んでみたいと思う方は『人生を楽観するべし』と『生活標語一日一言』をお勧めします。
https://www.shiunzan-jizouji.com/shoseki.html
ただし私は、橋本師が説く、ほとんどの悩みの原因が先祖供養や水子供養が足りないからであるというのは疑問を感じております。ほかにも病気の原因などに疑問点はありますので、あくまで参考として読むのが良いと思います。使えるところは、実用主義の視点から各自の自己責任で取り入れるとよいでしょう。