大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

各種修行の感想

大森先生

 
いつもお世話になっております。
いただいたお次第の下、本日から3回目の滅罪会の修行を開始しました。
新たな一字呪の響きに、いつまでも唱えていたくなる心地良さを感じます。
1回目や2回目の時にも出てきた過去の罪悪感も、随分距離を取って客観的に
眺められるようになりました。
 
陀羅尼吉祥会のあった先月も、様々な学びがありました。
遠方への出張に際し携帯電話を忘れて出発しかけ、タイミングよく鳴った
電話に気づいた同僚が急いで追いかけてきてくれたり(私自身は忘れたことに
気づくこともなくエレベーターホールでなかなか来ないエレベーターを待って
ぼーっとしていていましたが、おかげで無事受け取ることができました)、
同出張の帰路では乗車中の特急列車が人身事故の影響により1時間以上停車し
職場戻りの予定がそのまま帰宅OKとなったり(指定席でトイレもある列車
なので、のんびり復旧を待つことができました)、なんだかんだ色々あるけど
結果オーライな事の運びに、ご神仏の采配を確信せずにはいられませんでした。
いずれの出来事も、それによって不安や自己嫌悪に陥ることもなく、ただ淡々と
受け入れられました。
強迫観念に苛まれていた(仏縁をいただく前の)以前の自分では考えられない、
凪いだ心情です。
 
興味深かったのは、列車の復旧を待つ間、時間潰しに覗いたTwitterで、
遅延に怒りや恨み言を述べる人がいる一方、「どうせ遅延だし、せっかくなら
美味しいものでも食べて帰ろう」とポジティブに切り替えてやり過ごしている
人もいて、同じ事象でも捉え方次第で天国にも地獄にもなり得るのだなあと
感じたことです。
日常生活で起こるすべてのことが、受け取る自分次第なのだなと。
仏教を学び始めて日が浅いですが、こういったことがあるたび、教えの確かさを
実感させていただいています。
 
また、先月は、金翅鳥院様から療痔病経の施本をお分けいただいたり
浅草寺の写経供養会へ参加できたりもしました。
約1か月を残し、振り返ってこの1年、常にご神仏の存在を身近に感じながら
おおむね穏やかな気持ちで過ごさせていただいたなあと思います。
大森先生、ご同行の皆様、いつも本当にありがとうございます。
 
合掌

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