善龍庵
大森 義成先生
拝啓、師走の候、ご多忙のことと存じます。
いつもご指導のお世話になっております。
さて、このたびは、月例の不動明王修行会を厳修していただきありがとうございました
。また、十一月も京都ご巡拝の上、同行一同のために吉祥成就を御祈願いただきありが
とうございました。
おかげさまをもちまして、十一月の不動明王守護法の実修も無事おこなうことができました。
ご本尊様および先生ならびにご同行の皆様に篤く御礼申し上げます。
当月につきましては、梵字ご本尊の金色の観想にようやくしっかりと向き合うことがで
きました。
今年始めたころは、自身にお迎えするのに恐れ多い感じもしましたが、心の
中にしっかりと受け止められるような気がしてまいりました。
その一方で、逆に威厳も強く感じられるような気がしました。丁度滅罪会と同時並行だったせいもあるかもしれませんが、お不動様の滅罪の威力、浄化の力に支えられたような気がしました。
今月も東京西部の稲荷神社に参拝に行き、先生の本山での御祈願による御同行御守護に
お礼を申し上げに行きました。権太夫大神様には特にご真言をあげてお礼を申し上げ、
裏のお山を回って、特に白狐社さまなど、柏手がよく響く末社さまもいくつかあり、御
礼言上をご嘉納いただいたことだろうと(勝手にですが)感じました。丁度神社境内は
秋の色どりで、お塚の前に供えられている松ぼっくりも落葉と映えて可愛らしい様子で
した。あとから気づいてみれば、ほっこりとリラックスしていたのでしょう。
これから気温も下がると思います。先生におかれましてはご自愛のほど、吉祥成就をお
祈りいたします。
まずは御礼まで。
合掌