大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

仏性が現れるとき

真心からのご供養がお父さんの仏性を呼び起こしたのです。

 

大森先生、シリソワカ

「星に祈る会亅並びに1年間にわたる「不動明王修行会亅に参加させて頂きありがとう御座いました。
お礼がとても遅くなりすみませんでした。
実は先月の22日に主人の父が亡くなりました。
少し前にもお話させていただきましたが父は幼い頃、父親を海で亡くし、事情があり母親の実家で育てられ母親と姉達とは暮らせなかった事が心に影を落とし「おれには親はおらん」と怒りのような悲しみを抱えていました。
 
また伴侶である母、子ども達も激しい父のことがトラウマで間をとることでしか関係と自分達を保てなかったため、父は最期まで寂しい思いのまま今回の人生を送る事になるのかなと私は哀しく思っておりました。
 
そして、神仏への信仰が無かった父なので逆修供養を考えていた矢先でした。
 
しかし心配は外れて父の最後は驚くほど心穏やかだったのです。ご加護としかいいようがありません。
 
入院先の病院はコロナ禍で厳しい中ではありましたが母、主人、私の面会の許可を配慮していただき、「最後、どうしても一目逢いたい」と父から懇願された母を合わせることが出来ました。父は「今迄のことは水に流さんかな」と言いました。
 
私は、ん?どういう意味かなと考えておりましたが、(お互い様のところがあって、一緒にいると喧嘩になるので自宅療養の選択を外しました。)母のことを許したのだなと感じます。
これ迄の複雑な糸が絡まった様な想いを受け入れ、全て許した上での穏やかで純粋な優しさに溢れる笑顔でありがとう、ありがとうと感謝し手を合わす父をみて、人がもつ尊い本来の姿を見せて頂きました。
 
葬儀の後、父が入院のときに持って行ったボストンバックを整理していると底から父宛の二通の古びた手紙がでてきました。昭和35年の消印となっており、田舎から東京に就職した父を気遣って母親と姉さんから送られたものでした。
色々言いながらも大切な宝物でお守りだったんだなと伝わり父という人をより深く理解出来たような気がします。
 
看取るとき送るときにも仏様、親兄弟、ご先祖様達が導いて下さっていると感じました。
 
亡くなる前日、主人が聖天様にお参りに行き「最後は穏やかに苦しむことなく」と言う願いも叶えて頂きました。
 
以前より大森先生のお施餓鬼供養で父の逆修供養、先祖供養を積み重ねていったお陰です。
 
父も私達も救われました。
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
 
大森先生より、ご縁を頂くことができましたこと、ありがたい限りです。
今の時点で既に、大きな仕事を一つ成し得た様な不思議な安堵に包まれています
後はしっかり自分なりに供養と修行、善行を積んでまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします🙏