霊感が強くて困るという話を聞く。
それが嫌なので無くしたいという。
この悩みの人は意外と多い。
そして他人にはなかなか理解してもらえない孤独な悩みである。
私の身内でもそういう悩みのものがいた。
いたというのは、その霊感が無くなったから過去形なのだ。
この悩みのある人はある意味で感受性が強い。敏感なのである。
ではなぜそうなったか?
昔の霊感をつける修行を考えると見えてくる。
その多くは断食や水行といった、身体を危険にさらす修行であった。
それを繰り返すと、センスのある人は、そういう感覚が出てくることがある。
(私は推奨しない。心身のバランスが不安定になるから)
お代さんやイタコさんが昔多かったのは、世の中が厳しい時代だったから。
生きるか死ぬかの体験を経て、目覚める場合がほとんどだった。
ある意味で、生き抜くために必要な能力であったと考えても良いだろう。
実は海外でも研究されていて、世の中が安定してくると、
そういう感覚を持つ人が減っていくというのである。
だから現代ではお代さんやイタコさんは激減した。
それでは現代で、なぜそういう感受性が強くなり悩むかといえば、
断食や滝行をしなくても、生活のなかで心身に負荷を感じる
ようなことに一定期間さらされたからである。
前述の私の身内も、もともと感受性が強かったのに加えて、昼夜逆転の生活で心身がボロボロになるまで働いていたら、ある日を境に、人が危険に遭遇する少しまえにわかるようになり、ずいぶん悩んだそうだ。しかし、体を動かす仕事に転職して、自分の悩みを人に話すようになったら自然と無くなっていったという。
そういうことを踏まえて、霊感の悩みの対策法をあげると、
1,安心感を得ること
これが一番大事。
安心感はつながりから。悩みは信頼おける方に話すと楽になる。
信仰は大事だが、悪霊、地獄霊、因縁霊などのキーワードで脅しをかけてくるような宗教や霊能者にはかかわらないこと。逆効果である。
2,霊能者には近づかない
霊能者に近づくと、影響をうけて発動しやすくなる。磁石のそばに金属を置くと磁力を帯びるようなもの。離れれば磁力が自然になくなる。
私の知り合いで、霊能者に近づいたら途端に心霊体験がひどくなり、そこから離れたら体験しなくなったという人がいた。君子危うきに近寄らず。
ましてや本物でない霊能者のところにいけば、カモねぎである。
3,霊能に関する情報に触れない
いままで伺ったなかで、この手のテレビや動画、本を読んでひどくなった人が多かった。当然、心霊スポットに行くのは言語道断。
さらに、事件や事故、災害のテレビや動画は避けるのが無難。
花粉症みたいなもので、アレルゲンゲンに近づかない。
4,心身のバランスを整える
身体は魂の入れ物である。
身体が整うと心も調う。すると霊的なものも整い、落ち着いてくる。
そういう方々を何人も見ている。子供の時敏感でも成長して無くなることがある。
ストレスを減らすこと。食事と運動と睡眠が大切。
5,自分を祝福する
自分を祝福する。
さらにお世話になった人、自分の支えになっている人や住んでる場所を祝福する。
よければ参考にしてもらいたい。
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