大森先生 シリソワカ
こんにちは。
先日は大変暑い中、仏母准胝尊独部秘法の伝授と、観音結縁伝授を賜りまして誠にありがとうございました。
伝授の感想ですが、
独部法については、先生相伝の豪潮師の伝のものと、他伝のものとの相違を理解することができ、大変勉強になりました。
自分への祝福行(名前+シリソワカ)をお勧めいただいたことも大変ありがたく感じております。抑圧され、自信がなく、罪悪感ばかりで余裕のない私の現状には最適の行だと思い至りました。お話ししていく中で上記の現状に気づかれた先生の洞察力には恐れ入りました。
実践してみたところ、最初はむず痒いような恥ずかしいような感覚でした。しかし100遍(108遍)終える頃には、なんとなくですが「明日も頑張るか。」という気持ちになれました。こちらも一座100遍(108遍)とし、日々行っていきたいと思います。
また、自分の心のキャパシティを確保するために、心の中で悩みを何処か(誰か)に預けて距離をとるという発想も斬新で新鮮でした。仕事では2S(整理・整頓)とか5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)といいますが、心の問題も同様なのだと感心しました。夢は自身の投影であり、一人称で再体験することで自身の欲求や感覚を探るという発想も面白く、まるで大学の心理学の授業を受けているようでした。
一方で、拝み方について、派手なものは真言宗では本来控える、ということを教えていただいたことは若干耳が痛い思いでした。派手な拝み方に「おお、これはかっこいい。」と思ってしまう自分がいたからです。
中二病という表現が適切かわかりませんが、アニメやマンガ、特撮のように派手な演出に魅了される傾向がありました。ただ、そんなものは礼拝の本質ではないということをご指摘いただいたようで耳が痛いながらも、一歩本質に近づけたとうれしく思っております。
観音菩薩結縁伝授については、印の表す意味が興味深く感じました。真言は、長いため、まだまだ「カミカミ」になっていますが、回数を重ねてスムーズに唱えられるよう精進いたします。
烏枢沙摩明王の作法は、ご指摘のあったとおり、つい忘れがちになりますので、これも回数を重ねて自然とできるようになりたいと思います。
伝授のみならず、様々な知恵を授けていただき、誠にありがとうございました。
また、最近、「これが御仏様のご加護か。」と思うことがありましたので報告させていただきます。彼岸・伝授・お盆などの行事が続き、先生にお会いする直前に参拝していた東寺では祈願と回向もしたこともあり、若干、「仏様ごとにお金を使いすぎたかな。」と思っていたところ、市から「定額減税調整納付金」のお知らせが届いており、臨時収入となることが分かりました。
「仏様ごとに使ったお金は、御仏様のご加護で幾ばくか返ってくることもあるのだなぁ。」と感じ、驚いた次第です。
質問ですが、准胝様の印について、独部法のときのみならず、不安になったとき、お力をいただきたい時に結んで真言を唱えても大丈夫でしょうか。
(答え それはいつでも結んで大丈夫です。とくに不安感、罪悪感や劣等感がわいたときには、すぐに気づいて、准胝様におあずけし印を結んで(未伝の人は合掌して)真言を繰り返し唱えるといいです。大森)
末筆ではございますが、異様な暑さが続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。