大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

あ・うんの呼吸

イライラした時、自分に余裕がない時、頭の中であれやこれやと気になって仕方がない時。

そうなるのは脳の自然な働きなのであるが、過剰に働くと無駄にエネルギーを使い疲弊するだけ。肝心な時にエネルギーを使えない。

頭の中であれこれ考えて解決するんだったら考えたらいいのだが、実際は何の解決にもつながらないことが多い。

そういう時は意図的に少し離れるのも一法。

ポイントとしてはまずはあれこれ考えてとらわれてることに気がつく習慣を持つこと。

そこに気がついたらすぐに阿吽の呼吸である。

 

◎阿吽(あ・うん)の呼吸

 

心の状態を全部リセットする必要はない。ほんのちょっと余裕をもたすのがねらいである。

これは寝ながらでもできる。どこでもできる。

寝れない時も、眠ろうとしないで。ただ阿吽の呼吸をするのみ。

 

①一度息を口からフゥ~と長めに吐く

 

②心の中で「あーっ」と唱えながら、鼻から息を吸う。その時、息がヘソの下あたりに入ってくるようなイメージで。

自然にお腹が膨らむことを感じる。

ただし、あまり力まない。


f:id:oomorigijyou:20240906233053j:image

③今度は心の中で「うーん」と唱えつつ、ゆっくりと息をフゥ~~~と長めに吐いていく。


f:id:oomorigijyou:20240906233107j:image

これを3〜7回ぐらいを目安に適当に繰り返す。

 

応用編としては、椅子に座ったり立ってやる場合には、吸った息を足の裏から大地に吐くようなイメージでやることも出来る。

 

あるいは足の裏で息を吸い。足の裏で息を吐くというイメージを持つやり方もある。

自分にやりやすいものを行う。あるいは適宜その時の気分で変えてもいい。

正しくやろうとしないこと、大体でいいのです。