※不思議なお話です。調子が悪い時は家で養生する方が無難ですね。大森
数日前から急に両肩から腕にかけて痛だるさを感じ、「これは変だ」と感染の可能性も疑っておりましたが、発熱やそれ以上の症状は現れませんでした。そのため、予定通り◎◎寺のご開帳に参拝しました。(感染を広げないよう、マスクでしっかりと防御しておりました。)
弁財天様やお堂の奥におられる聖天様にも参拝を済ませ、帰宅しました。しかし、自宅に戻ると微熱が出始め、「やはり何かの感染か⁉️」と覚悟しつつも、家族には伝えず、お不動様の守護法や延三七歳大事、観音結縁伝授の御真言修行を続けておりました。
そんな時、病院から電話が入り、かけ直したところ、次のような連絡を受けました。
かねてから癌闘病中で、縁あってお世話していた〇氏(今回の施餓鬼供養の対象となる方)が、夜中の看護スタッフの巡回時に安らかに息を引き取られたとのことでした。骨や全身に転移していたそうですが、特に苦しむ様子もなく、穏やかに旅立たれたようです。その知らせを受けた後、私の微熱や両腕の倦怠感は一気に解消しました。「数日間の違和感はこれだったのか」と深く腑に落ちました。
その後、事情があって連絡を拒んでいたご親族とも連絡が取れ、私自身も体調不良を感じることなく、直葬や骨上げなどの手続きのお手伝いを滞りなく進めることができました。病院が◎◎寺の近くにあったため、面会の際には立ち寄り、その方の守護を願って参拝を重ねていました。最後にも感謝を込めてお礼参拝をしてまいりました。
参拝の日の出来事であり、また、先日大森先生からご伝授いただいた御真言の力を感じる出来事でもありました。毎日修行の一環として御真言を唱え続けていたこともあって、単なる思い込みでは済ませられないご利益を実感しました。
〇氏は長く入院され、がんが全身に転移していた状況でした。それでも、今生を安らかに終えられたことは、せめてもの救いだったと感じています。これからも修行の際には、お不動様の結縁伝授の法を四十九日が明けるまで唱え続けるつもりです。
修行の中で「お蔭を追い求めることは妨げになる」と心得ておりますが、受法のお蔭に深く感謝しております。プライベートや仕事にも落ち着きと安心を感じられるようになり、喜びを覚えています。
以上の事情を踏まえ、◯氏の御施餓鬼供養をお願い申し上げます。
江差 観音寺にて撮影