大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

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真言念誦の功徳 その2

弘法大師は『般若心経秘鍵』の中で真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く」と説かれている。

 

私は悩みがあるときにはひたすら真言を念誦してきた。すると不思議と何とか道が切り開けていくものだ。もちろん、宿業のためにどうにもならない事はたくさんある。しかし、真言をとなえると、それらを受け入れる気持ちになっていく。

 

悩み苦しみがある人は、自分の信仰する仏天の真言を無心になるまで何度でも念誦してみるとよい。その人に応じた功徳がある。

 

悩みで寝れないときは、寝床の上で良いから端座して合掌し、真言を静に唱えると心が楽になっていく。

 

車を運転するときは、真言を唱えて道中安全並びに周囲の車等の安全を祈ると、無事順調に目的地に着く。

 

わたしの知人が、仕事に行き詰まっていた時、真言念誦を勧めた。彼は真面目に朝夕に各々千遍づつ、ある仏天の真言を唱えつづけたら、一年ほどで不思議と仕事に恵まれ、大森先生の言うとおりだと感謝された。

 

 

しかし、悩んだり、行き詰まりを感じると焦るのは無理もない。

 

そんな方に泉聖天尊のお言葉をご紹介する。

心の糧として頂きたい。

 

「何事も神にたのめ、わが心ばかりで苦労するな」

 

「取り越し苦労をするのは神に不足を言うのと同じ事」

 

「悪いことを言うてまつな、神にしっかりたのんで、待つ以上は楽しんで待て。これだけで幸運が向いてくる」

 

「すべて物事には時節がある。その時節のめぐりが待てず、あくせくと心にせくのは、神にご無礼じゃ」

 

「困った時、心の向けようで幸運にも不運にもなる。心の運びかたが最も大切。運ははじめから、こうと決まっていて、動かせぬものではない」

 


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梵字「ア」字と南無大師遍照金剛の石碑

真言念誦の功徳

哲学者の故上山春平氏が京大の学生だったころ、ノイローゼになってこまっていた。

 

そこで下宿の主人の紹介で、東寺に住んでいた種智院大学の教授、長谷寳秀師を紹介され、虚空蔵求聞持法の伝授をうけた。

 

虚空蔵求聞持法は弘法大師が修行したことでも知られている。虚空蔵菩薩真言陀羅尼を百万遍唱える。

 

上山氏はお坊さんのように、お堂に籠りっきりでは修行できないので、毎日、大文字山に登りながら虚空蔵菩薩真言を3000遍念誦していたら、一年ほどでノイローゼが治ってしまった。

 

上山氏は「これは陀羅尼の功徳があったのか、それとも陀羅尼をおやりになったというお大師さんを信じたことが功徳になったのか、それはわかりません。お大師さんは陀羅尼を説かれたお釈迦さんを信じ、おやりになった。(中略)たった1つの(虚空蔵菩薩の)陀羅尼を百万遍繰り返そうという念願が、いろんなものを私の中に生み出してくれたんですね。私は我執の強い人間でございますから、自分が努力して自分の問題を一歩でも克服していくというこの行が私に向いていたのかと思います」(『お大師さまと求聞持法』より)

 

詳細は以下のサイトを参照。平成十一年十四日の、NHK教育テレビ「こころの時間」上山氏へのインタビューの内容を要約している。

寛容への道


寛容への道


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長谷寳秀師が住んでいた東寺

天尊は見捨てたまわぬ

故松本実道大僧正のご法語から。

このことは、聖天尊だけでなく、すべての仏さまの信仰に通じる。

弘法大師も「諸仏威護して一子の愛あり」とのべられている。

 

 

子は親を忘れていても

親は決して子を忘れないように

私たちはともすれば

天尊を忘れがちになるけれども

天尊は決して私たちを忘れ見捨てたまわぬ。

 

これは深い深い御請願によるものである。

 

この事に気づき

心を取り直して

神仏の方に向けるのが信仰である。


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開運の秘訣

心がけると自ずから開運する秘訣

 

1 信仰する仏天の真言を常に唱え、心を静め(鎮め)ること。

2 報恩謝徳を心がけること。

3 善根功徳を積むこと。

4 運気の良い方に相談すること。

5 ご先祖様、三界万霊、気になる方などを供養すること。


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準提真言

 

施餓鬼供養の功徳 その14

施餓鬼供養をされた千葉のAさんから、以下の気づきを教えて頂きました。

 

施餓鬼供養はご先祖や有縁無縁、三界万霊の供養であるとともに、自分の中の仏様を供養することです。それが、自分の浄化になるのです。


「10月20日からのお施餓鬼を申し込ませて頂いたAです。
このたびはお世話になり、本当にありがとうございました。

私には、『自分はいつも、何か大事なものから目をそらしながら生きている』という感覚があったのですが、
大森先生のブログを拝読して、『私が目をそらしているその大事なものとは、ご先祖様なのかもしれない…』という思いに至りまして、今回、申し込ませて頂いたのでした。

大森先生がメールで送ってくださった、自宅でのお祈り用の『お次第』には、お祈りの仕方が丁寧に書かれてあり、感激しました。
また、申し込んだらあとは大森先生にお任せ…というのではなく、申し込んだ施主も自宅で積極的に祈るように…というのは、すごく良いなぁって思いました。

さて、そのお次第に従って、7日間、自宅でお祈りさせて頂きましたが、
自分とご縁のある諸霊を想いながら『滅罪真言』を唱えている時、はからずも涙が出てくるという体験が、少しですがありました。

あと、なんと言うか…潜在意識と言うか無意識と言うか、それまでフタをして抑えていた自分の心の奥が、見えたような、そんな感覚もあったように思います。

うまく言い表せなくて、申し訳ありません。
なんにせよ、ご先祖様を深く想うきっかけが得られて、本当に良かったと思っています。

また、よろしくお願いいたします。

大森先生に、心より感謝いたします。合掌」


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施餓鬼供養のご案内


大森義成に施餓鬼供養を依頼希望のかたは下記アドレスまでメールください。詳しい要項を送ります。

oomorigijyou-segaki@yahoo.co.jp

 

1.ご供養は毎日曜日からはじまり、7座ご供養して土曜日で結願です。14座、21座、28座など継続してのご供養も可能です。

 

2.施餓鬼供養のお布施は一霊につき7座ご供養して3500円です。何霊でもご供養できます。

 

3.宗旨、宗派、宗教を問わずに、どなたでもご供養することができます。

 

※当庵では経木塔婆に戒名や俗名、三界万霊など供養の対象の名称を記し、宝篋印陀羅尼で加持した浄水に塔婆を浸し、その前で施餓鬼供養を七座にわたり丁寧にご供養します。

あわせて尊勝陀羅尼をとなえて施主の滅罪生善を祈念します。

 

「阿難よ。汝は私(密教釈尊)の教えにしたがって、法の通りに施餓鬼供養するとともに、この施餓鬼供養を、多くの人々に広く教えて、流布することで、それぞれに無量の福を得させなさい」(仏説救拔焰口陀羅尼経より意訳)


施餓鬼供養の功徳 その13 - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

 

湛海和尚と八幡大菩薩 その1

生駒山宝山寺を開かれた、湛海和尚には八幡大菩薩との不思議な体験がある。

和尚が入門した江戸深川の永代寺は、富岡八幡宮を統轄する別当寺であった。そこで和尚は八幡大菩薩を信仰し、本地供を修法していた。

 

すると三密加持の働きにより、和尚自身が八幡大菩薩となって、頭上に日輪が輝き宇宙全体をてらしていると感じた。また妙なる声を発する白色の塔が出現する夢をみた。

 

また、ある時昼の間少し眠っていると五鈷と念数をもった弘法大師が、自分の草庵におみえになる夢をみた。

 

「いままで夢の中でお大師さまを拝見することが出来なかったのに、今日はお出まし頂きありがとうございます」と申し上げると、大師がこの草庵におみえになったのは「お前は常日頃から八幡大菩薩を信仰しているので、御神体を拝ませてやろうと思ってきたのだ。神前へ参ろう」と。

 

そこで大師のお供をして神前に参ったが、

「当社の御神体は軽々しく直には拝んではならないと、承っています。神様のお心をお伺いくださいませ」と告げると、大師ももっともなことだと仰って、礼盤にお座りになり、おみくじの筒をカラカラと振ったところ「汝ありがたく思え、一番よいおみくじである」とおみくじの番組の串を見せてくれたら、一番大吉であった。

「しからば、お前は扉を開いて拝みなさい。私は帰るぞ」と仰られて、お帰りになった。

 

その後、扉を開いて拝んだところ、神様は歳を経たお姿でいらっしゃり、煙がそらに上るように天にのぼられたように見えたところで、夢からさめた。

 

続く


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湛海和尚の御廟(生駒山)

 

 

信心のスイッチを入れる

故松本実道大僧正のご法話から

 

電流が通じていても

スイッチを入れなければ灯は点らない。

いくらみ仏が大慈悲心を流していて下されても

これに気づかず

また見向きもしなければ

幸せの灯は点らない。

 

この時のスイッチは

信じること 一途に祈る事

おすがりする事

即ち全力を投球する事である。

 


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宝山寺聖天堂