よくいただく質問にお答えします。
問 1
自分のうちは、お盆に施餓鬼をしない宗派だが、施餓鬼供養はもうしこめるか?
答
初期仏典に『餓鬼事経』がある。
宗派ができるまえからあるもので、仏教に帰依する気持ちがあれば、特に問題はない。
まず、施餓鬼供養の志しが大切である。
問2
ご先祖や三界万霊、土地の霊など、
どちらを供養したら良いですか?
答
一番気になるものから供養するとよい。
施主の心の深いところでは、過去無数の先祖や業の解消に関する意識などとつながっている。
それが施餓鬼供養の仏縁に出会い、表面上に浮上してくるのだ。気になるのは、必要だからである。
それがとくに無ければ、自分のご先祖か三界万霊がよいだろう。
問 3
どの先祖が餓鬼にうまれているか、わからない。
答
施餓鬼供養は餓鬼たちを救い、その善根功徳を先祖や三界万霊、所縁の霊などに回向するものである。
先祖が餓鬼になっているからおこなうのではない。いわば功徳という、最上の贈り物を先祖等にするのである。それにより、先祖や三界万霊などの意識との関係性が円滑な良いものになる。
なかには餓鬼に転生しているものもあるかもしれないが、もちろん施餓鬼の功徳で浮かばれる。
さらに、逆修供養として、生きている方の滅罪生善にも行えるのだ。
※当庵では七座にわたりお経に基づき如法にご供養し、あわせて尊勝陀羅尼をとなえて施主の滅罪生善を祈念します。供養は継続することが可能です。
なお、施餓鬼供養に関すること以外はお返事できませんので悪しからずご了承ください。
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