普段はお酒を飲まない方が、たまに飲みに行くと大トラになるお悩み。
施餓鬼供養を依頼されたので、ご先祖に同様の方がいないか伺いました。
先祖が行ってきたことを、子孫が繰り返すことがあるのです。
ここからいただいたメール
>祖父が大の酒好きで、若い頃はお弟子さんを引き連れて吉原まで車を何台も用意して繰り出し、女房子供は暮らしに苦労したそうです。
晩年まで酒が好きで、胃潰瘍の手術をしてからは量が少なくなりました。
又、禁酒して3カ月酒を断っているというわけではなく、飲みたいと思いません。特に何が役立って、という事もなく、
平均して3ケ月ごと位に友人等からの誘いがあり飲みに行くという感じです。
財布にお金があるときはタクシーで帰宅しているようです。この前は(3カ月くらい前)警察の虎箱で一夜を過ごしました。
笑い話でなく、10年ほど前にある霊能者という方に、診て頂く機会がありその時は、「河童が後ろにいて河童があなたの代わりに飲んでます」
との事でした。
気づいたことといえば、酔って車にはねられて3カ月入院したり、酒が原因で(喧嘩、暴力でなく何回かの寝坊)破門されたり、と
酒で人生をしくじってきたな~、という事に今回、改めて思い気づかされました。
自分のけじめ、弱さの結果だとは重々承知の上ではありますが、
藁にもすがる思いで相談させて頂きました。
(メールここまで)
お祖父さんと霊能者に指摘された河童の霊の施餓鬼供養をしました。
こういう時は、本人の意識に浮かんだ気になる霊が鍵を握ります。
河童は川の神、水神さまですね。
私もお話を伺い気になりました。
ただし正道に帰するためお酒はそなえません。法味を供養します。
如法に施餓鬼供養するときには「山川地主(せんぜんじしゅ)」と言って、山や川、土地の精霊を招いてご供養しますので、河童はその対象となります。
後日次のメールをいただきました。
>御礼が遅くなりましたが、所縁の河童の霊、祖父の施餓鬼供養から4回程、飲みに行く機会がございましたが、
ハシゴ酒という悪癖もなく、しっかり帰宅出来ました。有り難うございます。
折を見て、「所縁の河童の霊」だけでも施餓鬼供養させて頂いた方がよろしいでしょうか?
先生の励まし、お認めのお言葉を頂いて、「所縁の河童の霊」だなんて困ったな、と思ってもおりましたが、
「せっかく縁あって俺に憑いた河童の霊だ、供養してあげようか」と何だか優しい気持ちになりました。
自分でも恥ずかしくなるくらい現金な人間ですいません。
有り難いご縁を頂きました。
こんな人間ですが、今後ともに宜しくご指導賜ります様お願い申し上げます。
(メールここまで)
供養してあげたい気持ちは、ご自身の菩提心の表れですね。
長年ご供養に携わってますが、
改めて如法に修する施餓鬼供養の功徳は有難いなと実感しました。合掌(大森 記)