大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

霊能一代を読んで

稲荷信仰の一つのあり方がこの本に遺されていて、とても参考になります。
 
そして、私は、神さまに好かれる生き方は、日々淡々と拝むと同時に、少しでも十善戒を持することだと思います。大森
 
 
大森先生シリソワカ
こんにちは、◎◎◎◎◎です。
復刊された霊能一代を読みました。大変面白く、引き込まれて一気に読み終えました。
 
この本は戦前のすごい霊能者の物語というよりも、私のような平凡な人間にとっても、生きていく上で大切にした方がいい事がたくさん詰まっていると感じました。
 
砂澤先生の霊験譚よりも、身の回りの人達との関わり方が興味深かったです。
信仰・素直さ・人助け
私も神様に愛される生き方をしなければと思いました。
 
晩年の砂澤先生が認知症になったとき、神様が何を言っているのかわからなくなってしまったとおっしゃっていたというのも興味深いです。
砂澤先生は神様の声が聞こえている時は脱魂状態ではなく、普段の理解力、知性、人間性で神様のお言葉を受け止めて、信者さんに伝えていたと思います。
 
神様は人間をロボットのようにコントロールするのではなく、受け止める器がある人を選ぶし、そのようであり続ける努力をお望みだと感じました。
 
毎日の生活も行として、本当に気をつけて人間性というか人間力を高める努力をしないといけなかったのではないかと感じました。
栴檀は双葉より芳しとは言いますが、砂澤先生はお山で行を始め前、小学校に入る前から人助けをして皆んなから愛されていたのが素晴らしいと思います。幼い頃から準備をされていらしたのですね。
 
読み終わってしばらくしてから母の小学校の一学年下にいたという、◎◎◎◎◎さんという戦後有名だったらしい人を思い出しました。小学生の頃から霊感少女で有名で方々からお告げを聞きにくる人がいたそうです。母からはこの方について良い話は一切聞きませんでした。(笑)(大森註、この霊感少女は晩年が不遇でしたね)
 
霊能者は神通力よりも生き方、人間力が大切だし、神通力に依存して大切なものを失うリスクが大きいから大変だと思いました。
 
また寒くなりました。どうかお元気でお過ごしください。

眼力社にて