昔から「いのり、くすり」といって、病気のときにはまず治療や養生が必要である。そして、それと共に、真言念誦、ご祈祷、施餓鬼供養が大切であることを教えている。
物質的な治療とともに、心や霊的な支えも忘れてはならない。
弘法大師は嵯峨天皇がご病気のときに、加持した神水をもって薬石を飲むことを勧めている。密教では医薬を否定しないのである。
そして、現在、病気で療養しているひとは
①まずは元気になったらどんな善いことをしようかと考える。
②他人の善事をほめる。または少し手助けする。(随喜という。いまはネット時代なので比較的実践しやすくなった)
③お世話になったかたやご縁のある人を、一人一人思いうかべて、適宜、真言を唱えて、そのかたの幸せを祈る。
という、この3つを、日々ほんの少しだけでも心がけると、功徳があるので試して頂きたい。(これは健康な方がおこなってもよい。心がければ、いつでも、どこでも出来る開運法である)