私の先祖の中に出羽三山で修行した修験者がいる。
関東のある地方の神社で晩年過ごしたため、最期はそこで土中入定したと伝承されている。なかなかの法力があったことが、その地域の郷土史に掲載されていた。
その神社の境内にお墓とお堂があり、お祀りされている。
そのかたの念持仏の阿弥陀如来は、いま善龍庵でお祀りしている。
先般、久しぶりにお参りにいったが、お堂はふだん閉まっているので、外からお堂とその裏にあるお墓にお参りした。
宝篋印陀羅尼、阿弥陀如来根本陀羅尼、光明真言を念誦して、感謝のご法楽をささげた。
さて、帰ろうかとおもったら、ちょうど神社の総代さんがやってきたので(そこは普段はだれもいない神社。たまたまお祭りの準備できていたらしい)、訳を話すとお堂の鍵を開けてくれた。
先祖のみ心と感応あり。些細なことかもしれないが、とても有り難い気持ちでお堂にあがり、再度参拝させて頂いた。
御先祖の像