よくないことがあれば、神仏やご先祖に恨み言を言いたくなるのは、無理もありません。
しかし、そのままでは、心の成長もそのままです。
密教の修養を身に修められている方からメールをいただきました。
生きている限り、生老病死などの四苦八苦は、すべての人、それぞれに応じてついて回ります。まさに影の形に従うがごとくです。それは、たとえ聖人でもその現象からは逃れられません。これが人間世界です。
密教はそれらの現象をみとめつつ、自己の菩提心を表していくことで「苦」を「大楽」へと昇華していきます。
まさに「煩悩即菩提」に通じる気づきです。
これが私たちの世界でいえば「禍転じて福となす」と言えるでしょう。
もちろん、そう簡単にはいきません。
そこを意識して日々修養することが大事なのです。
(ちなみに釈尊も晩年、身体の苦痛がはなはだし時は禅定に入り、緩和するのを待ったそうです。)
ここからいただいた感想
大森先生シリソワカ、こんばんは。
いつもお世話になっております。
ご無沙汰しております。
8月上旬に仕事中に事故にあってしまい、
腰椎と足を骨折して入院しておりました。
普段からお不動様の真言を唱えてるお陰か痛みはありましたが自分でも驚く程に心が動揺せず、救急車で運ばれてる時も冷静に入院に向けての準備等のシュミレーションができてスムーズに対応でき、調度依頼しておりましたお施餓鬼の追善供養が出来なくて残念だなぁ位の余裕がありました。
落ち着いてからは神仏に対してはさすがに勘弁してくれと思いはしましたが(笑)、
まぁ起きた事はしょうがないのでなんとかしてくれとお預けしました。
しばらくは寝たきりでしたが、キレイな折れ方だったせいか最初から痛みもほとんどなく、後遺症も残らないそうで安心しました。
回復も思った以上に早いそうで先日無事退院出来ました。
リハビリも通院せず自分でして大丈夫ということで毎日頑張っております。
事故後も皆に優しい言葉を頂き、色々サポートもしてもらっており大変感謝しております。
怪我の状況を考えたらこの程度で済んだのは有難いことで、やはり諸神仏のお陰かなと思います。
とりあえず現状は早く元の感覚を取り戻す為にリハビリを頑張るのみです。
大森先生のお施餓鬼や修行をするようになって、
例えよろしくないことがあってもとりあえずは受け入れることが出来るようになってきたと思います。