大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵

懺悔 供養 祝福 報恩 敬愛 (c)善龍庵 大森義成 禁無断転載

不安なときに

天災、人災、大、小とさまざまなことが起こる。人類の歴史を振り返ってもよくわかる。

 

そして、不安になる。それは無理もないことだ。不安は将来に対して身を守る予測からくるのだから。

 

ただし過度に不安でいると、必要以上にエネルギーを使う。

 

ここぞという時に適切に動けないことも。

 

こういう時に大事なのは、

 

①適切な情報をえること。

適切な情報は不安を軽減する。

過度の情報収集は不安を強くする。(ラジオがよい、ネットはデマも飛ぶ)

 

②信仰ある人は帰依の神仏を念じる。

仏法僧の三宝をはじめ、平生帰依している神仏やご先祖、守護霊などを念じる。真言や御宝号を唱え続ける。

私も運転中、急に吹雪になり、先が見えなくなったときには、ひたすら真言を念誦しながら心をしずめ、なんとか切り抜けたことがある。

 

 

③他人ごとにせず、普段から準備しておく。

これは、平生の心構え。

のど元過ぎれば熱さ忘れるではないが、油断したときに災害は起こりやすい。

食料、水、薬など定期的に備えを見直す習慣をつける。

備えあれば憂いなし。

 

④冷静に話し合えるつながりを持つ。

いたずらに不安をあおる仲よりは、冷静に話しあって現実的な対策を立てられるつながりを持つ。

心の不安は社会に投影される。それに巻き込まれないようにすることが大事である。仏教が観察を重んじる理由である。


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撮影Aさん