「神祇の威徳を増長するは、般若経を首とす。道理あることなり。
神祇は総じて有為法なり。無相の法門をもって有為を補佐すといえり。
歴代国史にもこの事を記せり。
天地相和す、陰陽相和す、みな道理あることなり。
君臣相和すればその国治平なり。
民の情かみに通じ、君のめぐみ下におよぶ。
聖治の世なり。
天気くだりくだり、地気のぼりのぼる、易の泰卦の象なり。
これをおしひろめ充て、無相の法門その有為の神徳をますべし。」
また『比登農古乃世』には
「おおよそ神祇は有為法に属す。有為は必空無相を以ってその威曜を発すべし。
般若の空をもって神威を増長する。喩えは天地相交わり萬化ととのう如く、
君臣相和して国家清平なる如く 以下略」
と説いている。
意義深いのは、世間に属する神祇(有為法)が、出世間の教え(無為法)によってその威光を増すという教えである。
今、日本のあらゆる状況が乱れている。
神前で読経(たとえ小声でも)し、法楽を捧げ神威の倍増を祈念する必要がある。
般若心経や般若心経秘鍵、大般若理趣分、金剛般若経、仁王般若経などご縁のあるお経を読誦すると良いだろう。
◎おしらせ
3月1日からの施餓鬼供養の申し込み締め切りは、2月26日水曜日です。よろしくお願いします。
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